ゴルフがやりたくなるWEBマガジン

「昨日FBで知ったんですけど、今日は仕事を早退してきました！」

8月下旬に明治神宮外苑ゴルフ練習場で開催されたCURUCURU主催の試打会。

目玉商品は9月16日に発売されたばかりのヤマハの『インプレス』で、

平日の18時半からという時間帯に、ポツリポツリと女性ゴルファーが訪れていた。

冒頭の声は参加者の1人だが、試打会への期待が伺える。

ゴルフを始めて4年ほどの彼女は、新しいクラブに興味津々。

「打ち比べセットも2回利用しましたし、雑誌やネットでクラブの知識を仕入れています」

では、試打会はクラブ購入のきっかけになるのだろうか？

「打ちっぱなしでの試打会は、クラブを買うきっかけになると思います。お店だとヘッドスピード等の数値を見せてくれますが、それよりも実際に飛んでいく球を見たいんです」

たまたま同練習場にいた女性も、女性向けの試打会と知り、急遽参加。

初めて試打会に来たという彼女に感想を聞いてみると、

「最初は緊張しましたが、意外と皆さん見ていないので、気楽に打てました（笑）。お店で試打をすると、買わされる感があるので、こんな風に新しいクラブを試せるのはありがたいです」

ここで、CURUCURUの関香織マネージャーに話を聞こう。

「実は、女性のクラブ購入理由の圧倒的1位は『試打してから』なんです。約7割の女性がそう答えています」

つまり、女性も試打したい。

しかし、参加者の女性たちに話を聞いていると、ショップでは押し売りされそうな気がして怖いと感じてしまう人も多いようで、

ショップ以外での試打機会を求めているようだ。

「弊社が実施している打ち比べセットで、レンタル後に約5割の人が購入していることからも、女性は試打してから購入したいと考えている人が多いのでは？」（関マネージャー）

実際、参加者の中には、早速購入を決めた女性もいた。

「先日、ヤマハさんのHPからクラブレンタルでLシャフトを借りてラウンドをしたのですが、Rも試してみたいと思って参加しました。今日打ってみて、Rの方が良かったので、まずはアイアンから買い換えます！」

彼女がクラブを買い換えるのは3回目。

最初のクラブはお店の人に言われるがままに選んだというが、2回目からは打ち比べセットを活用し、

様々なメーカーのクラブを吟味し、購入したそう。やはり、試打は購入の決め手になりそうだ。

最後に関マネージャーに総括してもらおう。

「女性は数字よりも見た目や打った感じ、気分でクラブを選びます。

ですから、今回のようにこじんまりとでも、『リアル打ち比べ会』のようなものをしていければ」

今回の練習場試打会は、女性クラブ市場を盛り上げるヒントになりそうだ。