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「結果にコミット」ライザップがゴルフアパレル参入を決めたわけ。

「結果にコミット」でお馴染みのライザップがゴルフアパレルに本格参入する。

 

11月中旬、流通・報道関係者を招いた展示会を都内イベント会場(中央区月島)で開催。

 

来年の春夏コレクションから男女合わせて約70型を発売するだけではなく、キャディバッグやボストンバッグ、キャップなどのアクセサリー類も約50型を用意するなど意欲的な展開を見せる。

 

 

拡大を続けるライザップがアパレル参入を決めたわけ。

ライザップのグループ子会社には、婦人・紳士服を扱うアンティローザや三鈴があるが、ライザップの屋号でのアパレル参入は初めて。一体、どのような戦略を考えているのか?

 

『RIZAP APPAREL』の事業戦略を、同事業の営業代行を担うケンツフラット・カンパニーの長田憲悟社長が次のように説明する。

 

「今回発表するのは『ボディメイク』と『ゴルフ』という2つのレーベルです。構想は1年ほど前からで、コンセプトはずばり『Face yourself』。鏡の前に立ち、自分自身と向き合う瞬間、他のどんなウエアよりも、あなたを誇らしくみせたいという想いを込めています」

 

ライザップは2012年2月、神宮前店の出店を皮切りに、現在は100店舗、会員数6万人超と破竹の勢いで拡大中。男女の構成比は4対6で女性会員が多く、特に20~30代の女性が中心だとか。長田社長がこう続ける。

 

「男性は自分で身体を鍛える術を知っているひとが多く、この比率にも表れています。若い女性の多くは筋骨隆々というよりも、部分的なシェイプアップやボディメイクで通うケースがほとんど。"2ヵ月(全16回)で29万8000円からという料金設定にも関わらず、リピート率は6割以上です。また、今年は海外進出(中国、香港、台湾、シンガポール)を果たしましたが、次なる挑戦がコンプレッションウエアや機能性アンダーウエア、ゴルフアパレルへの参入です」

 

 

ライザップのゴルフアパレル、その展開とブランド構想

まず、「ボディメイク」のラインではトレーニングウエアやコンプレッションウエア、高機能アンダーウエアを中心に約70型。価格は4000円台~1万8000円までと様々で、加圧部分や負荷、サポート機能をもつ3タイプを用意。

 

一方、「ゴルフアパレル」の主要価格帯はポロシャツが1万6000円前後、アウター類が2万5000円前後、パンツが2万3000円前後となり、高級路線で展開するようだ。

 

「ゴルフアパレルは『ラッセルノ』や『DWD』みたいな艶っぽさをイメージしており、エレガントさや遊び心を随所に加えたデザインです。むろん、吸水速乾やUVカット、ストレッチ性などゴルフに必要な機能もすべて搭載しています。当面、販売対象はライザップゴルフの会員が中心ですが、一般販売も視野に入れており、展示会で流通各社と話し合い、今後の店舗数や規模を決めていきます。現段階では目標数字の公表は控えますが、後日、改めて発表できると思います。ただし、一気に広げるのではなく、ブランドを丁寧に育てる方針です」

 

健康市場とゴルフは結びつきが強く、これまで業界はシニア層をターゲットに「健康」を訴求してきた経緯がある。これに「美」を意識させるダイエットやボディメイクの要素を加えれば、レディス市場の拡大にも寄与できそう。

 

はたして、ライザップのゴルフアパレル展開は「結果にコミット」できるのか。今後に展開に期待が集まる。

 

 

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