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2016年10月20日 GOLF LIFE 練習方法

明日ラウンドなのに!止まらないスライスを止める応急処理とは

 

初心者ゴルファーが最初に越えなければならない壁が、ボールが右に曲がるスライスです。

 

どんなにクラブを振っても、ボールは右方向に。もし明日ラウンドだとしたら、絶望的な気持ちになってしまうのではないでしょうか。

 

そこで今回はスライスを止める応急処置を3つ紹介します。

 

 

右に曲がるなら最初から左を向いて打つ

 

スライスの原因としてよく言われるのはダウンスイングにおいて、クラブヘッドが外側から入ってくるカット軌道(アウトサイドイン)です。


しかし、これを直すにはスイング全体の見直しが必要になるため、時間が足りない今となっては別の方法を選択するしかありません。


ということで、どうしても右に曲がるのであれば、最初から左を向いて打ってみましょう。

レフティーの場合はその逆になります。

 

スライス自体は直りませんが、左を向いた分、ボールは一旦左に出てそこから右へ飛んで行くため、OB や林の中は避けられるはずです。


悩むとすればどのくらい左を向けばセーフになるのかという点でしょうか。

ある程度頭にイメージはあると思いますが、朝のドライビングレンジでどの程度曲がるのか、実験的にチェックしておいた方が無難です。

 

これは初心者に限った話ではありません。

ゴルフ歴が長い人でもスライス癖が直らない人は案外と多く、どうせ曲がるのであればと割り切ってアドレスの状態で既に左を向いていたりします。

 

慣れた人だとその打ち方でしっかりフェアウェイをとらえてくるので、結果オーライといったところなのでしょう。


スライスが直るわけではなく、決して格好いい方法でもありませんが、背に腹は代えられません。OB 回避のため、潔く左を向きましょう。

 

 

シャットフェースでボールをつかまえる

 

もうひとつありがちなのがインパクトのとき、クラブヘッドのフェースが開いてしまっていることです。

フェースが開いた分、右に出るのは当然のことで、開きの度合いが大きければそのままスライスになります。

 

実際にはアドレスはスクウェアでも、テークバックの時点で既にフェースが開き過ぎていることが多いようです。

フェースの向きに気づかないままボールを打ってしまうため、意に沿わないスライスになるというわけです。


そんなときに有効なのが、フェースをしっかり閉じた状態、つまりシャットフェースでのテークバックです。


手首をほぼ使わず、体の回転だけでテークバックを行えば、ハーフウェイバックまでシャットフェースの状態を維持できます。

その後も手首の動きに注意しながらトップ、切り返しからダウンスイングとスイングを続け、インパクトを迎えるようにしてください。

 

開いて閉じるというリストターンを極力省いているため、多少の違和感はありますが、ボールがつかまりやすく、ストレートもしくはドローっぽい球筋に変わるはずです。


これに慣れてくると今度はフックが出やすくなります。もし左に強く飛び出すようであれば一度元のスイングに戻すことをおすすめします。

 
 
 

ゆっくり振ってジャストミートを狙う

 

そのほかにもスライスの原因はいくつかありますが、シャフトが今のスイングに合っていないことも十分に考えられます。


ここで問題になるのがシャフトの硬さです。

シャフトは硬ければいい、柔らかければいいというものではなく、その人のスイングに合った硬さを選ぶことが重要です。


たとえば腕力が強く、ヘッドスピードが速い人が柔らかいシャフトを使っているとします。

 

その場合、切り返しでシャフトが大きくしなり、腕の振りにヘッドが付いていかないという現象が起こります。

結果的に振り遅れとなり、インパクトでフェースが開いて、スライスになってしまうのです。


もし思い当たる節がある場合は、飛ばすことを考えず、ゆっくり振ってみましょう。

試しにドライバーで100 ヤード先を狙ってみてください。

 

飛距離を抑えようとすると必然的にゆっくり振ることになります。

もちろん遠くには飛びませんが、曲がることもないと思います。

 

そこから徐々に飛距離を伸ばす方向でクラブを振っていけば、ボールが曲がり出すポイントが見つかるはずです。

曲がらない範囲でゆっくり振ればOK。

 

ボールを芯でとらえる確率もアップするので打感がよく、飛距離も思ったほど落ちません。


ただ、思いっ切り振れないままでは不完全燃焼のラウンドが続いてしまいます。

時間のあるときに買い替えやリシャフトなどクラブの見直しを検討しましょう。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?スライスばかり打つようなゴルフだとOB 連発で気が滅入ってしまうはずです。

今回紹介した方法はあくまでも応急処置ですが、いつもと違う方法を試すことにより、根本的な解決のヒントが見つかるかもしれません。

 

とりあえず面倒な悩みはさておき、明日に備えてゆっくり寝ましょう。

本番ではきっと上手くいきます。

 

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