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2016年09月29日 GOLF LIFE 競技方法

ボールばかり見ていない?ゴルフ場でチェックしたい標識と目印

 

プレー中はボールを見ていることが多いと思います。

 

ボール以外では、グリーンやピン、バンカーなどのハザード、前の組の人とかでしょうか。

 

ゴルフ場にはそのほかにも見ておくべき大切なものがたくさんあります。そこで今回は安全かつ楽しくプレーするために、ゴルフ場で確認したい標識と目印をピックアップしてみました。

 

 

ヤード表示板でグリーンまでの距離をチェック

 

さすがにこれが目に入らない人はいないと思いますが、正しい見方を知らない人も少なくないのではないでしょうか。


ヤード表示板(ヤーデージ)はティーグラウンドの端に設置されており、その場所からグリーンまでの距離を示すものです。バックティーやレギュラーティーなどティーポジションごとに設置され、表示距離もそれぞれ違います。


具体的にはフェアウェイの真ん中を通る道筋で、かつティーグランドとグリーンが同じ高さにあると仮定した水平距離を測っています。高低差を考えないグリーンまでの最短距離ともいえます。


よく間違えやすいのが、表示距離がグリーンのセンターまでか、それともフロントエッジまでか、という話。これはゴルフ場によって異なるため、キャディーさんまたはマスター室で確認する必要があります。各ホールのヤーデージはスコアカードにも記載されていますが、ティーマーカーの移動など誤差は否めません。気になる人は距離計測器の使用をおすすめします。


特にショートホールでは距離を見誤ると、クラブ選択を間違えやすく、グリーンに乗せることができなくなってしまいます。ヤード表示板とともに、ピンポジションをチェックして、バーディーチャンスにつなげましょう。

 

 

吹き流しで打ってもOK かどうかをチェック

 

パー4 またはパー5 のホールで、ティーグラウンドからフェアウェイを眺めると、前方に吹き流し(旗の場合もあり)が見えるはずです。


この吹き流しがある場所、正しくはインタークロス・セクション・ポイント(IP)といい、パー4 だとティーグラウンドからグリーンまでの中間地点を示す位置になっています。

 

また、第2 打の目安として、ちょうどいいところにあります。


吹き流しまでの距離はバックティーティーで250 ヤード前後、レギュラーティーで230 ヤード前後ですが、正確な距離はゴルフ場によって多少違います。ヤード表示板の横、マスター室、スコアカードなどに案内があると思いますので、打つ前に確認してください。


ではこれをどう活用するかというと、基本的には打ち込み防止です。


前の組の人が吹き流しを過ぎたら、打っても大丈夫という判断ができます。ただし、230ヤード以上飛ぶロングヒッターの場合、もう少し待った方が安全です。キャディーさんがいる場合はその指示に従ってください。

 

吹き流しにボールがどれだけ近づいたかで、飛距離を確認するのにちょうどいい目印となります。

 

 

グリーンの速さでどれくらい転がるかをチェック

 

コースに出る前に見ておきたいのがグリーンの速さです。通常はマスター室の前、もしくはコースの出入り口付近に「本日のグリーン」というインフォメーションがあり、芝の刈り高や使用グリーンとともに表示されています。


グリーンの速さは8.0 とか9.5 といった数値で表されます。


この数値はスティンプ・メーターというL 字鋼(アングル)のような計測器具を使い、グリーン上にボールを転がしたときの距離です。気をつけたいのが、単位がヤードでもメートルでもなくフィートという点。1 フィート=1/3 ヤード=約0.305 メートルです。

 

実際の計測ではグリーンのなるべく平らなところで何度か転がし、その平均値を採用しています。


数値が小さければ遅いグリーン、大きければ速いグリーンということになります。当然、速い方がよく転がるので、カップに入れるのも難しくなります。


一般的なコースでは上述の通り8~10 フィートですが、プロトーナメントでは11~13 フィートという、いわゆる超高速グリーンに仕上げられます。プロの距離はアマチュアのそれと難易度が違うわけです。

 

グリーンの速さを見てすぐに対応できるかどうかは、その人の腕次第。ラウンド経験を積み重ねていくと、少しずつグリーンコンディションに自分の距離感を合わせられるようになります。練習グリーンも同じコンディションなので、カートに乗る前に転がり具合を確認しておきましょう。


パターだけではなく、ショットやアプローチでボールをグリーン上に止められるかどうかの判断材料としても有効です。


とりあえずスコアカードに数値をメモしておけば、当日はもちろん、あとでスコアを見返したときの参考になると思います。

 

 

まとめ

いかがでしたか?細かいものも含めるとこの限りではありませんが、最低限確認しておきたい標識と目印をまとめてみました。プレーに夢中になると、大切なことを見逃してしまいがちです。ティーグラウンドなど一息つけるタイミングで自主チェック。スコアにつながるインフォメーションとして、しっかり見ておきましょう。

 

 

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