ゴルフがやりたくなるWEBマガジン

2016年09月29日 GOLF LIFE インタビュー

初ラウンドのスコアはいくつ?叩いた数とその理由を聞いてみた

 

もうすぐコースデビューというところで、どうしても気になるのが初ラウンドのスコア。


初心者らしく大叩き?調子がよくて120 くらい?それとも奇跡の100 切り?自信がある人もない人も、本番当日までドキドキしているのではないでしょうか。ということで今回は経験済みの方々に初ラウンドのスコアとその理由を聞いてみました。

 

 

土砂降りラウンドで大荒れの156

 

A さん(27 歳 男性 美容師)は夏休みの帰省の際、親戚3 人と初ラウンド。


「叔父といとこが大のゴルフ好きで、クラブ一式、ウェアとシューズも強制的に買わされました。クラブを握ったのも当日の朝がはじめてです(笑)」


当日は早めにゴルフ場に着き、ドライビングレンジでクラブを振ってみるも、真っ直ぐ飛んだボールはひとつもなかったとのこと。大丈夫が口癖だという楽天家のA さん。本番はきっと上手くいくと信じてカートに乗り込み、スタートホールへと向かった。


「叔父に、ロングホールだから思いっきり打てと言われて、無心の全力でドライバーを振りました。そしたら、会心の一撃が出ちゃって。ボールはフェアウェイのど真ん中です」


セカンドショット、サードショットもまずまず、4 打目となるアプローチでグリーンにボギーオン。それを2 パットで沈めてボギー発進と、初ラウンドどころか初ゴルフらしからぬ好プレーを見せた。続くショートホールでは見事1 オン、人生初のバーディーもゲットしている。


「正直、才能があると思いました(笑)叔父もいとこも今からプロを目指せとか言っていましたから」


その後はトリプルボギー、ダブルパーが交互にくるという、いかにも初ラウンドっぽいスコアを刻み続け、7 ホール目あたりから雲行きが怪しくなってきた。ポツポツ降りはじめた雨は次第に激しさを増し、カートの前が見えなくなるほどの土砂降りに。


「そこから先はなにをやってもダメで、大雨の中、右に左に走っているうちにやる気がなくなっちゃいましたね。ウェアもシューズもぐちょぐちょで、早く帰りたかったです」

 

そんな苦境の中で数えたスコアはトータル156。リタイヤしなかった自分、ズルしなかった自分を褒めてあげたいと振り返りつつ、今ではお客さんとの会話のネタになっていると苦笑した。

 

 

スライスが止まらず目標未達の116

 

B さん(37 歳 男性 事務機器メーカー勤務)は職場の先輩や同僚と4 人で初ラウンド。


「勤務時間や休日が不規則なので、なにか1 人で練習できるスポーツがないかなって探していたら、ゴルフに辿り着きました」


B さんの以前の趣味はボウリングで、アマチュア大会での優勝経験もあるという実力の持ち主。しかし、これ以上は上手くならない悟った途端にモチベーションが急降下。そんなタイミングで近所のゴルフ練習場が目にとまり、レンタルクラブでボールを打ってみたところ好感触だったので、これこそ自分向きのスポーツだと思ったようだ。


お兄さんから譲り受けたというクラブセットで練習場に通い詰め、週4 日ペース、夜勤明けの朝でも、300 球以上は打ち続けた。B さんが熱心に練習する理由は、初ラウンドで100切りという高い目標があったからだ。

 

「根っからの負けず嫌いなので、ちゃんと練習して恥ずかしくないスコアを出したかったんです。ガチンコ勝負の競技大会にも出たいですし。だから、ダメだったらセンスなしということですぐに止めるつもりでした(笑)」


それから約9 ヶ月、十分過ぎるほどの練習期間を経て、本番を迎えた。


記念すべきスタートホール、ティーショットは大きく右に曲がってOB。打ち直しもスライスしたが、かろうじて斜面の中腹に踏みとどまった。その後はダフり気味のショットで小刻みに前進しながら、なんとかグリーンに到達。3 パットで計10 打と予想外の大叩きに首を傾げるしかなかった。


前半を終えてハーフスコア62 と振るわず、この時点で100 切りは諦めたとのこと。スライスが止まらないことには絶対無理という判断だった。

 

そこで、ティーショットでは苦手なドライバーからスプーンに持ち替えて、後半54 と巻き返しトータル116。自分の不甲斐なさに腹が立ち、帰る途中で練習場に立ち寄ったとか。

 

後日、2 回目のラウンドに行ったというのでスコアを聞いてみると、トータル104 と目標の100 切りまであと4 打に迫っていた。ドライバーは相変わらず苦戦しているようだが、早く上手くなって大会に出たいと闘志を燃やすB さん。競技デビューする日は近いかもしれない。

 

 

未経験の砂地獄から脱出できず132

 

C さん(31 歳 女性 飲食店勤務)は友人と一緒にオープンコンペで初ラウンド。


「ちょうど暇を持て余していた時期があって、英会話教室でも通おうかなと考えていたんです。そんなとき、友だちがゴルフに夢中だと聞いて自分もやってみようかと」


退職と再就職の間に見つけた趣味がゴルフ。友人と同じスクールに入会し、週1 回のレッスンに通いながらスイングの基本を身に付けた。子どもの頃から運動神経はいい方だというC さん。特に道具を使うスポーツは人一倍燃えるとのこと。


レッスン開始から2 ヶ月、コースレッスンで手応えを感じたときにオープンコンペに誘われ、見通しのよい河川敷コースで初ラウンドの日を迎える。


「ドライバーは200 ヤードくらい飛ばせるので、ショットをミスしなければパーオンできます。アプローチとパターは直感を信じるしかありません(笑)」


距離が短く、コースレイアウトがシンプルだったこともあり、前半は想定内のダブルボギーペース。ラインの読み方がわからないというパターもなんとか3 パット以内に収まり、ハーフスコア59 と満足できる結果に。ここからスコアを伸ばすためには、3 パット禁止が必要条件と自ら課題を絞った。


しかし、試練は後半のスタート直後に待っていた。


「バンカーはコースレッスンで経験済みでしたが、そのときは状態がよかったので一発クリアでした。今思えばもっといろいろ試しておくべきでしたね」


ティーショットを飛ばし過ぎてアゴの高いバンカーにつかまり、未経験の大ピンチに。勢いを殺さないようにクラブを振り抜くも、ボールはアゴに当たって逆戻り。同じミスを連発した結果、無事脱出するまでに6 打も費やしてしまった。

 

「完全にトラウマですね。最初のミスで苦手意識がついちゃって、ボールを出すイメージがまったく浮かんでこなくて泣きそうでした(笑)」


その後もわざと狙っているかのようにバンカーに入り続け、初ラウンドならではの大叩きコースへ。結果、トータル132 と翌日の筋肉痛が心配になるほど、腕がパンパンに腫れたとのこと。


初ラウンドでバンカーショットの難しさを痛感したC さん。今後は月2 回ペースでゴルフ場に行き、ショートゲームの感覚を身に付けながら120 切りを目指す。

 

 

まとめ

いかがでしたか?三者三様の初ラウンドでしたが、それぞれゴルファーとしての第一歩を踏み出したことに変わりはありません。

 

練習場も楽しいですが、コースに出ればもっと楽しいことが待っています。今の実力をスコアにすることで、次のやる気や目標にもつながるはずです。

 

ほんの少し勇気を出して、初ラウンドに挑戦してみましょう。

 

 

関連する記事

ゴルフをはじめる方へおすすめのゴルフレッスン特集一覧を見る≫

お得なゴルフレッスン情報一覧を見る≫