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2018年02月02日 GOLF LIFE 初心者 マナー

素朴な疑問、ゴルフ場に響き渡る謎の叫び「ファー!」ってなに?

 

ゴルフ場にいると、どこからか「ファー!」と聞こえてくることはありませんか?この「ファー!」は一体何なのでしょう。何かの合図?「ファー!」と聞こえるけど、本当は何と言っているの?今回はそんな今さら聞けないゴルフの疑問にお答えします!

 

 

ファー!とはゴルフ場における打球事故防止の合図

ゴルフボールが隣のホールや、人がいる可能性のある場所に飛んでいった時に、本人や同伴者が「ファー!」とゴルフボールの飛んでいった方向に向かって叫びます。私も最初にこの場面に居合わせた時、一体何事かとビックリしました。

 

野球場などでもファウルボールのアナウンスが入るように、ゴルフの「ファー!」は「打球がそちらの方に飛んで行くかもしれません」という危険を知らせるための合図なのです。

 

「ファー!」という言葉は、前方という意味の「フォアー!」という言葉を咄嗟の時に大声で発すると、「ファー!」という発音になることから定着したそうです。昔、英国軍隊が使っていた前方注意という意味のビフォアーに由来した言葉とも言われています。ですので、OBや打ち込みをしてしまった場合は「ファー!」でも「フォアー!」でも良いので、すぐに叫んで打球事故防止の合図を送ってください。

 

 

 

キャディまかせはダメ、ファー!と叫ぶのは本人

初めて行くコースや、ラウンドに慣れないうちはボールの行方を追うこともままならないですよね。しかしそんなゴルフ初心者のうちに、初心者だからこそ打球事故防止の「ファー!」を身につけていただきたいのです。

 

「キャディさんにまかせておけばいいや……」という気持ちでは、ゴルフも上達しませんし、万が一、打球事故にでもなった時の責任は自分にあることを忘れてはいけません。不慣れなうちや、隣接コースにOBするかもしれないな、という時は、キャディさんや同伴者にボールの飛ぶ方向を見てくれるようにお願いし、OBの可能性がある時は自分ですぐに「ファー!」と叫び、プレイの邪魔にならないように、ボールの落ち所に人がいなかったか確認しに行きましょう。

 

「ファー!」と叫んで危険を周知していれば、万が一の打球事故の場合もゴルフ場の保険が適用されると聞きますので、不安な方はゴルファー保険というものに加入するのも良いかもしれません。但し、保険に入れば安心というものではなく、ゴルフは自己責任のもと行うスポーツであると意識して、打球事故防止に努めましょう。

 

 

ゴルフ場でファー!と聞こえた時の正しい行動は?

実際にラウンドしていると、隣のコースからゴルフボールが飛んでくることも狭いコースではよくあります。「ファー!」と聞こえてきたかと思ったら、近くの木がガサガサと揺れて、ポタっとボールが落ちてきたこともあります。

 

ではゴルフ場で「ファー!」と叫ぶ声が聞こえた時は、どうすればよいのでしょう?打球が飛んでくるかもしれないという場面では、身の安全をどうやって確保するのでしょうか。

 

ゴルフボールが飛んでくる速度にもよりますが、「ファー!」と聞こえてすぐに出来る身を守る方法は限られています。頭を両腕で覆うことが最速最大の方法です。顔と頭を両手両腕でバッと覆いましょう。木やカートがあれば声の方向に盾にして、身を隠しましょう。また、故意に打ち込むプレーヤーはいませんので、謝罪しにきたプレーヤーに対しては責めずに無事を報告してあげましょう。

 

 

 

まとめ

今さら聞けない「ファー!」が、実はゴルフの打球事故防止につながる重要な合図だったように、知ることで安心して楽しくプレーできることがゴルフにはたくさんあります。わからないことや疑問に思うことは聞いて、調べて経験して、ますますゴルフを楽しんじゃいましょう!

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