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2018年03月17日 GOLF LIFE 練習方法 初心者

バッターよりピッチャー!?野球経験者にゴルフ上手が多いワケ

 

野球経験者は、ゴルフの上手い人が多いと言われています。例えばジャンボこと尾崎将司プロはゴルフをかつて高校球児でありプロ野球選手でした。プロだけでなく実はアマチュアでも野球経験者はゴルフが上手かったりします。さて、野球とゴルフにどんな共通点があるのでしょうか?

 

 

プロ野球選手にはゴルフの上手い人が多い

プロ野球選手にはゴルフの上手い人が多く、秋季キャンプが終わったくらいのオフシーズンにゴルフをしている印象があります。全員上手いわけではありませんが、例えば、巨人の元監督、原辰徳さんはプロ級の腕前だとか、甥っ子の菅野智之選手も相当な腕前だという話をよく耳にしますよね。

 

近鉄や中日で活躍した元プロ野球選手の中村紀洋さんも、ゴルフが上手くQT(クオリファイングトーナメント)というツアートーナメントの出場資格を得るための予選会に出場したりしています。

 

 

 

野球経験者は下半身と体幹がしっかり鍛えられている

野球経験者にゴルフが上手い人が多いのは、下半身の筋肉や体幹がしっかりとしているという点が大きいのではないかと思います。

 

ボールを道具で打つという点に関して、ゴルフと野球は共通していますね。ボールを打つというと、大体のゴルフ初心者は手だけでボールを打とうとします。これが大きな間違いで、ボールを遠くに飛ばすためには、しっかりと下半身を使って打つことが重要であり、野球経験者は自然と下半身の動きが出来ています。

 

そのため、野球経験者はゴルフが下手でもプロゴルファーと同じくらい飛ばす人結構います。

 

これはしっかりとした下半身が基礎としてあり、更にボールに力を伝えるための下半身の使い方を知っているからです。また野球経験者は、体幹がしっかりとしているため、バランスをキープできるからゴルフが上手いといえます。

 

 

バッターよりピッチャーの方がゴルフに向いている

同じ野球経験者の中でもピッチャーの方が、ゴルフに向いています。でもイメージ的にバッターの方がゴルフの動きに近いような気がしませんか?

 

ところが野球のバッティングとゴルフのスイングは似た動きのようで決定的に違うところがあります。それは、止まっているボールを打つことと、動いているボールを打つことの違いですね。

 

ゴルフはインパクトでクラブフェースを戻さなければならないため肩を開かないようにします。これに対して、野球のバッティングでは、動いているボールに向かっていくようなスイングをするため肩を開くのが早くなるのです。

 

このような野球のバッティングでゴルフボールを打つとフェースが戻らず、大きく曲がってしまいがちです。野球経験者にスライサーが多いのはこのような肩を開くスイングが身についているからであると言われています。

 

ゴルフのスイングの動きと似ているのは、バッティングではなくピッチングの方で、ポイントは体重移動でしょうか。基本的には右から左に体重移動をするのですが、ゴルフではインパクト、ピッチングではリリースに向けてタメを作ります。

 

また、ゴルフではインパクト、野球のピッチングではリリースに向けてギリギリまで肩を開かないという点においてもゴルフと野球のピッチングは似ています。

 

 

 

まとめ

野球経験者にゴルフ上手が多いのは、下半身や体幹の基礎的な筋力が高く、スイングがピッチングやスローイングの動きと似ているからです。ゴルフの練習中に下半身の動かし方がわからなくなったときは、一度ピッチングの動きを試してみれば体感できるかもしれませんね。

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