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芯が球をとらえ、自分でもとガッツポーズを取りたいくらい、綺麗に飛んで行った。少し右に行ったけど、かなりの飛距離が出たのでは？ワクワク感と共に聞こえてきたのは、「ああーっ、残念、OBだ！」という声。……ゴルフでOBを出したことが無い人は、いないと言っても過言ではありません。ゴルフを続ける限り、付き合っていくものです。そんなOB、対処法を知っておきましょう。

OBは1打罰で打ち直しなので次が3打目

OBとはOut of Bounds（アウトオブバウンズ）の略で、打ったボールが各ホールの規定の場所から外に出てしまったことを意味します。

多くの場合は、林の中、山の上、谷の底など、まともにボールを打つことが出来なかったり、そこに立ち入ることで危険を及ぼす可能性がある場所に設定されています。

OBとなったときは、ティーショットの場合はティーグランドから、セカンド以降のショットの場合は、OBとなった球を打った場所の近くから、グリーン上のカップに近づかないところにドロップをして、再度打ち直しとなります。

ただ打ち直すだけでなく、1打罰が付加されます。1打目がOBとなった場合、1打罰を加え、打ち直す球は3打目となります。またその球がOBとなった場合、1打罰を加え、次が5打目となりますので、最初のうちは混乱するかもしれませんが、数え方を覚えておきましょう。

OBっぽい？ときは暫定球を打っておこう

直接OBゾーンに入ったのを見たときは、確実にOBと判断し、3打目を打ちます。しかし、キックや転がりが悪く、OBになったかどうかの判断が打った場所からは出来ない場合があります。

そんなときは、OBかもしれないと想定をし、暫定球（ざんていきゅう）を打っておきましょう。

暫定球を打たず、1打目を確認しに行って、その球がOBだった場合、ルール上、ティーグランドまで戻って打たなければなりません。ゴルフのマナーとして、ゴルフ場にいる皆に影響の出る「スロープレー」の禁止がありますので、OBを確認したあとにティーグランドまで戻るのは、そのマナーには反してしまいます。

暫定球を打っておけば、1打目がOBだった場合、その暫定球を3打目としてプレー出来ますので、スムーズに進行することが出来ますね。

私が以前一緒に回った同伴者は、ティーショット、暫定球ともOBっぽい球が続き、結局暫定球を3球打ちましたが、全て助かっていて最初の球を3打目からプレーが出来たという人がいました。

その場合もスロープレーに取られる可能性もありますので、進行状況を見ながら、クラブを変えてプレーするなど、工夫しても良いかもしれません。

指示があるときはプレーイング4へGO

進行を考えて、ティーショットでOBとなった場合に、ローカルルールで「プレーイング4」が設定されているコースもあります。これは、OBになった際の打ち直しを省き、設定されている特設ティまで前進して打てるというルールです。

通常の打ち直しは1打罰を加え、3打目となりますが、プレーイング4から打つ場合は、さらに1打罰加えられ、4打目となります。

このローカルルールを放棄して通常の打ち直しをしても良いですが、コースによっては打ち直しを禁止して、「必ずプレーイング4に進んでください」と決められているところもあります。

私は初心者の頃、うまく当たるか分からない暫定球を打つよりも、プレーイング4に進む方が、気が楽と感じていたのを覚えています。

まとめ

OBをしないに越したことはありませんが、OBはゴルファーには付き物です。上手く打ったとしても、キックが悪かったりでOBゾーンに転がり落ちてしまう可能性も十分にあります。OBが出たときは、まず心を落ち着けて、ルールとマナーを確認しながら対処すれば問題ありません。