ゴルフがやりたくなるWEBマガジン

ゴルフは基本4人1組でラウンドします。各ホールの第1打は、男性はレギュラーティー、女性はレディースティーから打ちますが、レギュラーティーのほうが手前にあるため、男性が皆打ってからレディースティーに移動します。では、同じティーから打つ人の中では、誰から打てばよいのでしょうか。実はティーショットを打つ順番もルールで決まっているのです。

スタートホールはくじ引きで打順を決める

ゴルフのラウンドで最も緊張するのが1番最初のスタートホールです。さっさと打ってしまいたい方や、皆が打つのを見て気持ちを落ち着けて最後に打ちたいという方もいらっしゃいます。

それぞれの打順希望を申請していてはなかなか決まりませんし、公平性に欠けることもあります。雨が降っているときは皆、濡れて体力が消耗する前に打ちたいでしょうし、風が吹いていれば他人の出球を見てから打ちたいですよね。

そこでどんな状況でも公平に打順を決められるように、最初のスタートホールではくじ引きで打順を決めます。先端に1～4の数字が刻印されているスティックが置いてあるので数字部分を隠し持ち、順番に引き抜くというわけです。

コースデビュー時や初心者のうちは、1番最初に打つのは緊張するかもしれません。ですが、他の方が上手に打つのを見てから自分の打順になるとプレッシャーを感じることもありますし、失敗しても「他の人の緊張をほぐしてあげた」と前向きにとらえましょう（笑）！

2ホール目以降はスコアがいい順に打つ

では2ホール目以降もくじ引きで打順を決めるのかというと、そうではありません。ティーショットのたびに毎ホールくじ引きをしていては時間がかかってしまいます。2ホール目以降は、前のホールでスコアが良かった人から順に打ちます。

この最初に打つ人のことをオナーといいます。未だに私は1ラウンドで1、2回しかオナーにはなれませんが（笑）。ちなみに前のホールが同スコアだった場合、前のホールのティーショットで打順が早かった人が先に打ちます。

自分の打順が遅い時はオナーや先に打つ人の選択クラブや出球の方向を参考に、距離や風をよむ練習をするといいですね。ティーショットの順番待ちの時間も、上手なゴルファーから学べるチャンスです。

スコアのいい人から打つというルールは、指南役がスムーズに進行してくれるようなものでプレーファーストに繋がります。また、先に打つ人の球の行方をみておいてあげるのも同伴プレーヤーの大事な役割ですのでお忘れなく。

自分の順番を意識して準備することが大切

先程も触れましたが、私は滅多とオナーにはなれないので、たまに自分がオナーになると気付かずに順番を待とうとしてしまうこともあります（笑）。前のホールでスコアを記入したときに、打順を頭の中にいれてタイムロスを防ぎましょう。

自分の打順が何番目にしろ、ティーグラウンドに着いたらジーっとカートに座っていてはいけません。まずはクラブとティーを用意します。前の組が詰まっている場合などは、グローブも着けてクラブを持ってカートに戻ります。

例えば自分がオナーの場合は前の組に打ち込むおそれがなくなるまで、距離をチェックします。初心者の方は必ず先輩ゴルファーにも確認してもらいましょう。打順が2番手以降で待つ場合は、打者の後方に立つ行為はマナー違反ですので注意しましょう。

打者のボールの行方を見つつ、音を立てず軽く身体をほぐしながら打つ順番を待ちます。前の方が打ち終わり、ティーを抜いたタイミングですぐにティーグラウンドに立てるように準備して、慌てることなく自然にプレーファーストを心掛けたいですね。

まとめ

ゴルフでは少しの行動の差がプレーの進行を左右します。かといって焦ってプレーしてはつまらないですし、いい結果もでません。毎ホール最初が肝心です。ティーショットの順番を把握し、他者に配慮しながら行動すれば自然と意識することや準備することがみえてきます。落ち着いて打てばナイスショットもうまれることでしょう！