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2018年08月27日 GOLF LIFE 初心者

契約より次のラウンドを優先すべき、接待ゴルフの本当の目的とは?

 

仕事で取引先とラウンドするためにゴルフを始めたという方もいらっしゃるでしょう。しかし、接待ゴルフで相手を持ち上げて契約をとろうと意気込む方は今の時代、多くはありません。以前は「ゴルフといえば接待ゴルフ」という時代もありました。お客さんや取引先をよいしょするためのゴルフです。しかし最近の接待ゴルフは契約が目的ではありません。お客さんとのラウンドの前に、昨今の接待ゴルフ事情をチェックしておきましょう!

 

 

ガチガチの接待ゴルフは減ってきている

ひと昔前の接待ゴルフといえば、豪華で比較的易しいコースをラウンドして「社長!ナイスショット!」で、「今回の件は御社に頼むよ」と取引成立!なんてベタなイメージがありますよね(笑)。

 

接待する側はわざと迷惑にならない程度に下手に打って、相手のショットに「ナイス!」と掛け声を連発したり、相手がOBしようものならキャディさながらの動きでボールを探しに行ったり。そんなガチガチの接待ゴルフは最近では減ってきています。

 

ルールやマナーを遵守するのはもちろんですが、必要以上に相手を持ち上げたりはしません。契約のためというより、気持ち良くゴルフを楽しんで欲しいというおもてなしの概念に、接待するほうもされるほうも変わってきているのです。

 

送り迎えから休憩時の飲食、ラウンド後の会食などゴルフにかかる交際費がかさむこともあり、バブル後はお金をかけた接待ゴルフが減ってきました。ゴルフ場がパブリックになったりセルフラウンドができたりと、ゴルフ自体がポピュラーになってきた背景もあります。

 

 

 

オフィスと別の場所での接点をもつことが目的

ゴルフは相手と仲良くなるため、相手を知るため、自分を知ってもらうためのコミュニケーションツールとして役立ちます。ゴルフはメンタルが大きく左右するスポーツです。性格やものの考え方が露見しますので、互いを知るのにもってこいというわけです。

 

接待ゴルフの目的は、仕事場やオンタイム以外の場で繋がりをもつことです。ゴルファー同士として1日ラウンドして過ごすと、数十分の商談や数時間の飲み会では得られない親近感や、ゴルフが終わった後の充足感を共有することができます。

 

さらにゴルファーとして互いのプレーを尊重することで、相手は自分のことを「同じ土俵で戦った仲間」であり、掛け声や気遣いをしてもらえば「自分を助けてくれる存在」であると無意識にインプットします。

 

たった1日で仕事場よりも相手と距離を縮めたり信頼関係を築いたりすることが大いに可能になるというわけです。時間やルール、マナーを守り、相手が喜んでくれることで自分も接待ゴルフを楽しむことができれば、見事目的は達成されることでしょう!

 

 

契約より次も一緒にプレーできることが最優先

雄大なゴルフコースの自然の中、開放的な気分でラウンドすると会話も弾み、リラックスした雰囲気でプレーすれば好スコアもでやすくなります。普段のラウンドにおいても同じですが、双方が「楽しかった」と思えるゴルフは必ず次のラウンドに繋がります。

 

ラウンドを重ねるうちに取引先の方とすっかり仲良くなって今やゴルフ仲間になったり、ゴルフで次々に仕事関係者を紹介されて人脈が広がったり、という話はよく聞きます。実際、接待ゴルフで腕を買われ、ヘッドハンティングで引き抜かれた友人もいます。

 

元来、ゴルフという場は目先の契約よりも、顔を売る、紳士として社交人としての立場を形成する、人脈を広げるための社交の場でした。現代でもその原点に立ち、次に繋げるためのラウンドにすることが最優先です。

 

接待ゴルフとは、長きに渡る付き合いを確立するための第一歩です。ゴルフ自体もそうですが接待ゴルフを通しての仕事相手との関係も、短期ではなく長期スパンで考え、過程を楽しみながら成長させていきたいですね。

 

 

 

まとめ

1日派手に遊ぶようなゴルフ接待が減り、逆にゴルフが手近になった分、何度もラウンドを重ねて仕事場以外の繋がりをもつことが接待ゴルフの目的なってきました。おもてなしの心とゴルファーとしての振る舞いを忘れずに、接待ゴルフからの広がる人脈や経験をつかんでください!

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