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2018年09月14日 GOLF LIFE マナー

ゴルフ場で「1組以上空けないように」と言われる理由は?

 

ゴルフコースでは、ロッカールームやカートなどいたるところに「スロープレー禁止」のマナー喚起の張り紙があります。ゴルフのラウンドは前半9ホール、昼食休憩を挟んで後半9ホールという流れが一般的です。このハーフラウンドを、2時間15分で回るファストプレーがマナーとされています。ここまでプレーにかける時間が厳しく言われる理由を理解して、マナーアップを目指しましょう!

 

 

スロープレーは最終組の日没中止につながることも

通常、各組のスタートの間隔は7分くらい、理想は10分くらいです。ゴルフ場のコース数や、1日何組の予約を受け付けるかにもよりますが、OUTとINの2コースあるゴルフ場を1日40組が回るとしましょう。

 

最初の組がINとOUTそれぞれのコースから6時にスタートとして、10分置きに後続組が続きます。すると20組目のスタートは9時20分になります。休憩時間が40分とすると最終組がホールアウトするのは計算上では14時30分です。

 

ところが実際は休憩時間が50~60分あったり、スロープレーで時間が押したりすることが多く、最終組のホールアウト時間は15時、15時30分くらいになります。さらに遅くなると冬場の16時なんてもう暗くてプレーができない状態です。

 

私も最終組でラウンドしていた時に、日没になって最後の2ホールはプレーできないなんてこともありました。組を詰め込むゴルフ場やロングコースのゴルフ場ではスロープレーによる最終組へのしわ寄せを回避するために、早い時間を予約することをおすすめします。

 

 

 

1組の遅延によって後ろがどんどん詰まっていく!?

前の組が2サム(2プレーヤー)の場合やとても上手なメンバーの場合、自分達の組が次のホールに到着すると、すでに前の組はホールアウトしているなんてことも未だにあります。時間内ならスロープレーではありませんが、1組以上空いてしまっている状態です。

 

9ホールを2時間15分で回るということは、1ホールを移動時間も含めて平均15分以内に上がらなくてはいけません。1組以上空くと15分前後の遅れがでることになります。後続組が追いついて待機時間が発生すると、五月雨式に後ろの全組が詰まってしまいます。

 

1ホールで前の組を5分待っている間に後ろの組が来て、多いときでは4、5組詰まるなんてこともありました。ゴルフ場が詰めすぎている場合、よくあることですが、スロープレーの組があると最終的には1時間以上の遅れになるなんて、恐ろしいですよね。

 

 

スタート時の間隔をしっかりキープすることがマナー

ゴルファーの、他人に配慮するという精神に基づき、スロープレーで迷惑をかける行為は未然に防ぎたいですよね。私はゴルフを始めて10年経ってようやく焦らずにプレーできるようになりましたが、基本はずっと、とにかくファストプレーを心掛けてきました。

 

クラブは必ず数本持つ、ボールやカートまでの移動はダラダラしない、ボールをいつまでも探さない、もう、打ったら走る!くらいの勢いでした(笑)。助けてくださる同組のプレーヤーに迷惑を掛けないよう、初心者でもできる時短はなるべくやりました。

 

スタート時間からの進行具合や前後の組との間隔を意識してラウンドしていると、体内時計で少しずつプレー時間の感覚がわかるようになってきます。1ホール終わったときに「ちょっと時間掛かり過ぎかな」と思うと、次のホールでもう前の組がグリーンにいることも。

 

タイムキーパーとまではいかなくても、前後組とのスタート時の間隔をキープして進行を気にしながらプレーする癖を、初心者のうちからしっかりつけておくといいですね。プレーファストのために動いていると、自然とルールや他のマナーも身につくことでしょう。

 

 

 

まとめ

初ラウンドでは、ゴルフ場の方が注意しに来るほど私の組は遅れていました。ほぼ初心者の集まりのようなメンバーでしたので、今思えばなんたるスロープレー!迷惑極まりない話と反省するばかりです。知っておくべき重大マナーを、身をもって学びました(笑)。皆様もどうかお気をつけくださいませ!

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