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2018年12月10日 GOLF LIFE 初心者 マナー

隣のコースに打ち込んだボールはどう処理するのが正解?

 

全てのショットがフェアウェイの上に行って、ピンまで真っ直ぐに進んでいくことが出来れば、それに越したことはないですよね。しかし、そう願っていても、上手くいかないのがゴルフというもの。ラフに打ち込むならまだしも、隣のコースまで打ち込んでしまうことも……。では、この隣のコースに打ち込んだボールは、どのような処置をとれば良いのでしょうか?調べてみました。

 

 

安全のためティーグラウンドなどプレー状況を確認

まず大切なのは、隣のコースに打ち込んだと思ったら、危険を知らせるために、「フォアー」の声をかけましょう。固く重いゴルフボールは、当たりどころによって、死亡事故にもなりかねません。

 

以前、私がプレーしていたとき、隣のコースからボールが飛んできて、同伴者の首をかすめました。直撃を免れたから良かったものの、かすめただけの首は、それでも腫れ上がってしまい、場所が場所だけに、彼女はゴルフ場の勧めもあってプレーを中断し、病院へと急行しました。

 

隣のコースのプレーヤーに危険が無かったと確認しても、自分のボールに向かってすぐに飛び出していくのはやめましょう。

 

まずは、自分自身の安全を確保するために、隣のコースのティーグランドに人がいないか?など、プレーヤーの状況を確認してください。自分が出て行っても安全だということを見てから、ボールに近づくようにしてくださいね。

 

 

 

なるべくコースが空くタイミングを待ってから打つ

自分の組の進行もありますし、「早くしたい」という気持ちは重々分かりますが、ボールが止まっているのは隣のコース。プレーヤーがいれば、そちらが優先されますので、目立たないように、待つ配慮が必要です。

 

その人たちが、「どうぞ」と言ってくれれば、すばやく打って立ち去ることも出来ますが、自分から打たせてくれと言うのは、マナー的にNGなのです。

 

ゴルフの素振りやインパクト音など、一瞬ではありますが、プレーをする際にわずかな音が発生します。それを気にしてリズムを崩すプレーヤーもいますので、出来れば、コース全体が空くまで待つことをお勧めします。

 

組数が詰まっていて、後ろが次々とプレーをするような状況であれば、邪魔にならないタイミングを見計らって打っていきましょう。初心者のうちは、ためらいがちになってしまうと思いますので、キャディさんや同伴の経験者に指示をもらうのが確実でしょう。

 

 

打ったあとは会釈して立ち去るのが最低限のマナー

隣のコースの迷惑や、進行を考え、打ったあとはサッと立ち去ることが必要ですが、その際、なにもなく去るのではなく、隣のコースに侵入した詫びとして、会釈をすることが、最低限のマナーです。

 

キャップやサンバイザーを被っていると思いますので、それを取って会釈すれば、遠くにプレーヤーがいたとしても、頭を下げたと分かりやすいです。出来れば大きな声で、「失礼しました!」と言うと更に良いでしょう。

 

ゴルフは紳士のスポーツですので、そのようなゴルフマナーはとても大切です。

 

以前、私たちの組がティーショットを打つ際に、ティーグラウンドの後ろに、隣のコースからの打ち込みがありました。「フォアー」が聞こえなかったので、それだけでも危険を感じて驚きましたが、更にボールを探しに来たプレーヤーが、私たちがいないかのように「お、あったあった」とボールに駆け寄り、そのまま自分のコースを目がけてアドレスを取り始めたのです。

 

これにはさすがに、同伴の男性が「こっち今ティーショットするところだよ!」と注意しましたが、そのようなことをされた側は少なからず愉快には感じませんので、しっかりとマナーを守るように心がけましょう。

 

 

 

まとめ

隣のコースへの打ち込みは、危険球となる場合もありますので、安全を確保した上で、確認に行くようにしましょう。優先は隣のコースのプレーヤーになりますので、ボールがあっても安易に近づくのではなく、隣のコースが空くのを待つのが良いでしょう。また、コースを去るときに会釈で挨拶することも大切です。わざとでないにせよ、打ち込んだときのマナーも頭に入れつつ、いざと言うときは、しっかり対処できるようにしていきましょう。

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