ゴルフがやりたくなるWEBマガジン

「ゴルフスイングは理論的に!」あなたはどう答えますか?心理学的にみるゴルフが上手くなる人、ならない人。

 

「ゴルフのスイング作りは理論的に!」と言われたら、多くの人が「当たりまえだよ!」と思うものでしょう。ゴルフのレベルを上げるためにしっかりしたスイングができるかどうかはとても大切なのは言うまでもありません。

 

 

心理学面からお話ししましょう。

「当たり前だ!」と思った人は、今思ったようなスイングを手に入れることができずにいるのではないかと思うのですがいかがでしょうか。「当たり前だ!」という心の働きは、「自分はそれを十分に分かっている」「すでにやっている」という心の働きですので、新しい情報を柔軟に受け入れる姿勢になっていない“否定的”な心理なのです。

 

「確かにその通り」という気持ちが働いた場合は、相手の話を受け入れますよという心理状態です。相手の話を“肯定的”に捉えていることになるので、柔軟性に富む心理状態といえます。

 

 

ゴルフスイングに限らず、“学ぶ”ということには“受け入れようとする心の空間”が必要です。自我や固定概念にしばられることなく情報を柔軟に受け入れる心の準備ができていないといけません。

 

情報化社会の現代では、多数のゴルフ雑誌、スイングレッスン書、レッスンDVD、スイングを学ぶためのツールはたくさんあります。にもかかわらず、ゴルフをしている人の90%は90を切れずにいるというデータがあります。シングルレベルともなると、1000人に1人いるかいないかの割合とも……

 

 

どうして上達できないのか?

生意気な話になりますが、読者の方々はどうか広い心で読んでくださいね(笑)

 

 

上達できない最大の原因の一つに、心の問題があると私は考えています。

 

先日こんなシーンを見ました。とある練習場で練習していた時のことですが、その練習場のレッスンプロらしき人が受講生にレッスンしていた打席のとなりで私も打っていました。

 

指導者は「こうこうこう打ってください」と受講生に熱心に教えています。言われた通りの動きができていない受講生に指導者は「まだできていません。こうですよ」と再度教えます。

 

 

すると受講生は「ええ~、やってますよ~」と言ってまたボールを打つ。私はこっそり受講生のスイングを見ていたのですが、指導者の言っていることはまるでできていませんでした(泣)

 

「ええ~、やってますよ~」という言葉は、「自分はがんばっているのにうまくいかないんだよ」という相手の話を“否定”し現在の自分を“肯定”する心理状態です。

 

柔軟に相手の言い分を受け入れようとする心の姿勢ではありません。主観的に「自分はやっている」と思い、相手の話を受け入れられずにいるのです。

 

「やろうとしているのにできないのは、自分にはこれが合っていないからだ」「本当にやったら効果があるのかー?」というように、せっかくの情報を吸収する心の受け入れ態勢ができていないのは本当にもったいないことです。

 

 

現代は情報過多と言っていいほどの情報社会であり、いくらでも自分が求める情報を手に入れることができるようになりました。最新のスイング理論、役に立つチョイワザなどを雑誌やインターネットからいくらでも入手することができます。

 

しかし、それを身に付けるにはそれなりのしつこさが必要で、時間がかかるものなのですね。もし、得た情報をすぐに身に付けることができるのであれば、ゴルファーの大半はシングルになっているでしょう(笑)

 

 

まとめ

 

自分がしようとしているスイングができているかどうかは、スマートフォンで動画を撮って確かめましょう。撮っても無意味? いやいや、自分のスイングを見る勇気がないからそう言うんでしょ(笑)

 

理論が間違っているんじゃないんです。理論通りのスイングをマスターするのは根気が要るんです。初めはうまくいかなくても、真のスイングづくりを求めるならば実際のラウンドはスコアを目的とするのではなく、自分が取り組んでいるスイングをすることに目標を置いてみませんか。

 

 

 

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