結果は打つ前に出ている!?無駄を省いてプレーもスコアもスマートに
ゴルフはいいショットやパットが打てればスコアもよくなります。
しかし、初心者のようにまだちゃんと打てない状態でも、スコアを伸ばせる方法があります。
それはプレー中の無駄を省くことです。
ということで今回はゴルフをスマートにするコツをまとめてみました。
ルーティーンのきっかけはティーアップから
ティーショットでは、誰もが真っ直ぐ、遠くに飛ばしたいと思っています。
そんないいショットをするためにも、素振りやワッグルなど打つ前の準備動作、いわゆるルーティーンが重要になってきます。
一番有名なのはイチロー選手のルーティーンでしょうか。
よく目にするのは特徴的な素振りやバットを前に立てながら袖を引っ張るシーンですが、実はバッターボックスに入る前でも、別の動作で体をほぐしています。
バッターボックスも含めて、一連の動きはなんと10種類以上。
このルーティーンを毎打席しっかり行うことで、ようやく打つ準備ができるというわけです。
これをゴルフに置き換えると、ルーティーンはアドレスに入るもっと前、ティーアップからはじめるのが理想です。
ティーアップの意味を考えれば、ティーを差す前にどこを狙い、どう打つかが決まっていなければなりません。
なので、コース状況の確認、クラブの選択、ストレッチなどはすべてティーアップの前に終わらせておく必要があります。
おしゃべりや悪ふざけも一切なしです。
ティーアップをルーティーンのきっかけにすれば、そういった余計な動きが省かれ、身も心も打つことに集中することができます。
ではどういうルーティーンがいいかというと、見た目のスマートさを重視して、プロや上級者の真似をしましょう。
しゃがむことなく、クラブを支えにしながら、一発でティーを差し込みます。
素振りの回数、アドレスに入るときの歩数もちゃんと決まっているはずです。
このように何度も同じパターンを繰り返すことによって、ショットの再現性がアップします。
ゴルフが上手い人と下手な人では、ティーアップの時点で差がついているのです。
背筋を伸ばしてテンポよく歩くこと
カート移動のラウンドでも、かなりの距離を歩くことになります。
18ホール、総距離6,500ヤードの場合で約6Km。
仮にその半分がカート移動として、直線距離だけでも1駅~2駅分くらい歩いている計算になります。
実際には右に左に、行ったり来たり動きもあるので、歩行距離はもっと伸びるはずです。
初心者のように不慣れな人はミスショットが多くなり、必然的にカートに乗る機会も減るため、プレーと同時にちょっとしたマラソン大会になってしまうのではないでしょうか。
長く歩いているということは、歩き方の良し悪しが、スコアに影響してもおかしくありません。
悪い例でいえば、下を向きながら、ボールのある場所までバタバタ走っていくことでしょうか。
スロープレーで迷惑にならないようにと、走りたくなる気持ちはわかりますが、息が上がったままボールを打ち、大ダフリや明後日の方向に飛んで行ってしまっては余計に時間の無駄です。
無駄走りするくらいなら、背筋を伸ばして、テンポよく歩く方がいいでしょう。
背筋をピンと伸ばせば視野が広がり、歩きながらコース状況を観察することができます。
よくバンカーや池があることを知らないまま打つ人がいますが、知らないのではなく、見ていないだけなのです。
またテンポよく一定のスピードで歩けば、次の打ち方を考えると同時に、息を整えることができます。
いずれにしても、ボールに近づくためではなく、ボールを打つために歩くという姿勢が大切。
スマートな一歩一歩が、ナイスショットにつながるわけです。
距離もラインもシンプルにイメージする
最後はパターですが、グリーンに上がる前に全体的な形状を頭に入れておきます。
グリーンに上がってしまうと、真っ直ぐ立っているつもりでも、実際には傾斜なりに立っていることがほとんどです。
アプローチやグリーンに向かって歩いているときに、その位置でしかわからない情報をまとめておくことが大切です。
グリーンに上がってからは、それまでがどんなに悪くても気持ちを切り替えて、確実に2パットでカップインすることを目指します。
そのためにまず必要なのが、カップまでの距離を知ることです。
グリーンでの距離は見た目で判断に頼らず、しっかり歩測しましょう。
平均的な男性の一歩は75cm といわれますが、女性であれば歩幅はもっと短く、身長や体型によっても個人差があります。
ということで、事前に自分の歩幅を測っておきたいところです。
無理に大股にすることなく、普段通りに歩いて何メートルというシンプルな計算ができます。
ラインは読めば読むほど迷いやすいので、フックかスライスかわからないときは、スクエアに構えて、真っ直ぐに打つことだけに集中します。
軽く素振りしてからアドレスに入る人も多いですが、それをやる意味がよくわからないようであれば、素振りなしの方がいいと思います。
ヘッドアップに注意して、打ったあとは自分のボールの転がりに注目します。
ショートでもオーバーでも、左右に曲がっても、それが次の手がかりになるため、最後まで見逃さないようにしてください。
カップを外した場合は、イメージを忘れないうちに次の準備に移りましょう。
グリーン上でのスマートな行動が余計な1打を減らし、確実にスコアをよくしていきます。
まとめ
いかがでしたか?本人は気づかなくても、プレー中の無駄な動きは思いのほか多いものです。
なにごとも短く、少なく、シンプルにするのがゴルフ上達のポイントです。
プレーもスコアもスマートにしていきましょう。
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