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初心者さんも知っておきたい!ゴルフクラブの飛距離と違い

 

多くの初心者ゴルファーさんがレッスンを始めてすぐに持つ疑問。

「ゴルフのクラブって一体何本あるの?それぞれどんな違いがあるの?」

 

私自身、何気なく見ていたプロゴルファーの試合では、気にすることもなかったクラブの番手。レッスンで使うたびにこんなにも違いがあったのか、と驚きました。

 

シャフトが長くて空振りばかりしているけど、当たるとものすごく飛んでいくドライバー。逆に、当てるのは簡単なのにドライバーと比べるとそこまで飛んでいかないアイアン。レッスンで分かる飛距離は、ざっくりこれくらい。

 

でもそれぞれのクラブの番手の詳しい飛距離を知っておかなければ、コースデビューは悲惨な結果に…。そうなる前に!

 

今回は、クラブの種類と番手ごとの特徴や飛距離を、初心者さんにも分かりやすくまとめました。さらに、初心者さんが最初にそろえるべき必須のクラブセッティングまで詳しくご紹介します。

 

 

【初心者さんにおすすめのセッティング8本】

クラブは14本必要か?

キャディバックに入れられるクラブは14本までと決められていますが、これは必ず14本持っていかなけらばならないという決まりではありません。

むしろ初心者さんにとっては、14本も持っていっても使わないクラブがあり無駄になるだけでなくクラブを選ぶ際に迷って時間をとってしまったりとデメリットの方が多いです。

 

初心者さんは本当に使い易い&自分の得意なクラブを厳選していくことを強くおすすめします。

 

これだけは絶対必要な超基本の7本

初心者さんでも絶対に必要になる7本です。ほとんどのゴルファーのキャディバックに入っています。

 

初心者セットのセッティング

初心者用として販売されているクラブセットの多くがこのセッティングを採用しています。

特に苦手なクラブがなければ飛距離目安に応じてバランスが良いこのセッティングがおすすめです。

さらに、腕に自信があれば3Wや3U、4Uを加えても良いかもしれません。

 

 

初心者さんも知っておきたい!ゴルフクラブの飛距離と番手

 

ゴルフクラブの飛距離と番手【ドライバー編】

 

 

ゴルフクラブの中で最も飛距離が出るクラブです。第一打目のティーショットで使われます。初心者さんの最初のセッティングにも必須の一本。


飛距離を出すためにシャフトは長く、ヘッドは大きく作られています。シャフトが長いため、使用時に強い遠心力が発生し、他のクラブと比べても芯に当てるのが難しいです。

 

「最初は空振りばかりしていた、、」という人も多いのではないでしょうか?その分、練習して芯に当たって飛んでいった瞬間は最高に気持ちいいですよね。


元は木製だったことからウッドとも呼ばれます。ヘッドは、従来のウッド(柿の木)などの木製から、現在ではチタン合金などのメタル製や最新のカーボンファイバーなどが主流になりました。

 

 

ゴルフクラブの飛距離と番手【フェアウェイウッド編】

 

 

 

フェアウェイウッドは主に距離を残した2打目に打つ、フェアウェイ(地面)から使うウッド形状のクラブです。


3W,5W...というように数字で種類わけされており、数字が小さいほどロフト(フェース面の角度)が立って距離が出やすく、数字が大きくなるにつれて上がりやすくなります。


番手ごとの飛距離を覚え、自分が思う通りに”狙える”クラブを手に入れることでコースの攻略の必須アイテムになるくらい大切なクラブ。

 

奇数番号のクラブが良い組み合わせとされます。特に初心者さんにオススメなのが5番ウッド。

クリークと呼ばれ、ロングアイアン並みの飛距離が出ます。

 

ロングアイアンよりも打ちやすく飛ばしやすいため、初心者さんが最初に購入するのにオススメのウッドのひとつ。主に2打目以降のフェアウェイから打つためのクラブです。

 

 

ゴルフクラブの飛距離と番手【ユーティリティー編】

 

 

ユーティリティーはウッドとアイアンの中間の役割を果たすクラブです。ヘッドの形状が小さく、シャフトもフェアウェイウッドとに比べて短いためアイアンのように打ちやすいのが大きなポイント。

 

フェアウェイウッドとの違いが理解しにくいですが、ユーティリティーはヘッドスピードが遅い初心者さんやシニアのゴルファーでも使えるように飛距離を稼ぎやすく、また打ちやすいように設計されている、まさに初心者さん向けのクラブなのです。


フェアウェイウッドのように飛ばしやすく、アイアン並みに打ちやすいという、両クラブの良いところをあわせ持つ、ユーティリティーですがそれぞれのクラブとは少し違いがあります。

 

・弾道の違い

ボールの弾道においては、フェアウェイウッドの方が高く上がる一方でユーティリティーは弾道が低くラン(ボールが着地してから転がっていくこと)が長くなりやすいと言われます。

 

フェアウェイウッドよりミートさせやすく、弾道が低いため風の影響を受けず、転がしながらピンに寄せていきたい初心者さんにはユーティリティーがぴったりです。

 

ゴルフクラブの飛距離と番手【アイアン編】

 

 


アイアンは飛距離100~150ヤードの目標に対し、狙ったところに確実に飛ばすためのクラブです。数字が小さい順に距離が出やすく、数字の大きい順にボールが浮きやすいです。


フェアウェイやラフ・バンカーなど、ウッドと比べコンディションを問わず使えるのが最大の特徴です。

 

初心者さんが選ぶときのポイントは大きく2点。ヘッドの大きさとソールの幅。これは、アイアンだけに限ったポイントではないので、クラブ選びの際には覚えておくとGOOD!

 

・ヘッドの大きさ

一般的にプロがよく使っているのが、小型ヘッドなのですが、それを真似すればうまく打てる!というわけではないので自分の実力に合わせたものを見極めましょう。

 

小型ヘッドは、クラブを自由に扱いやすく操作性は抜群なのですが、スイートスポットが小さく初心者さんにとっては少し難しいクラブです。

 

逆に大型ヘッドはスイートスポットが大きく、さらにヘッドの重みを利用してスイングができるため方向性が安定しやすいといった特徴があります。

    

 

・ソールの幅

幅の狭いソールはフェース面を意識して打ちやすいといった利点がありますが、一方で幅広ソールはミスに強いという利点があります。

 

幅広ソールは、ヘッドの下部に重量を持ってきやすくなり、ボールが上がりやすくなったりミスに強くなります。

 

・ウッドとロングアイアンと比較

初心者さんには難しく、ゴルフバッグに入れていない人が多い3番、4番アイアン。

 

最近の傾向として、5番アイアン以上の距離はユーティリティーやフェアウェイウッドを使用する人が多いです。しかし、”飛ばし屋”と呼ばれる上級者さんなど「ロングアイアン愛好家」が一定数存在します。

 

こういった、少し難しい印象のあるロングアイアンは、低弾道で球が上がりにくいが、方向性に優れているといった特徴があります。きちんと当てられることができれば、思い通りのところに運ぶことができる、がミスショットになりやすいロングアイアンは、ある程度ヘッドスピードがなければ飛んでいきません。

 

初心者さんが最初に選ぶセッティングからは外してしまいましょう。

 

ゴルフクラブの飛距離と番手!ソールの種類別【ウェッジ編】

 


ウェッジは主に100ヤード以内でのショットやグリーン周りからのアプローチ、バンカーショットで使用するクラブです。アイアンセットのなかにふくまれ販売されているのが一般的でしたが最近では、5番〜PW(ピッチングウェッジ)までの6本セットになっており、そこに単品としてウェッジを購入するのが一般的になってきました。

 

幅広ソール

ドライバーやアイアンと同じようにウェッジでも優しく打てるのは、ヘッドが大きいモデルです。さらに、ウェッジでポイントになってくるのがソールの形状。ソールが幅広く設計されているモデルの方がダフりをカバーしてくれて、バンカーでも使いやすいため初心者さんにおすすめのヘッド。


多面ソール

プロが好むのが、ソールが多面的に削られた形状になってしまいます。ウェッジで球の高低を打ち分けたり、スピンの効き具合を調整したりしますが、多面ソールはウェッジのフェースを開いて使いやすいためプロは愛用者が多いです。

 

ゴルフクラブの飛距離と番手!ヘッドタイプ別【パター編】


パターはヘッドの形状で大きくふたつに分けられ、さらに細分化するといくつかのタイプに分けれられます。「真っすぐに打ち出せない」「いまいち芯にあたる感覚がつかめない」というパターならではの悩みを抱えた方も多いはず。ギアのタイプが沢山あるからこそ、自分にあったヘッドを見つけましょう。それぞれの利点と自分の求めるパッティングを比べながら探していきましょう。

 

フェースバランス

フェースバランスパターは、真っすぐ引いて真っすぐ出すという打ち方をするため誰でも扱いやすい、初心者さんにおすすめのタイプです。

 

・マレットタイプ

かまぼこのような形のベーシックなパター。真っすぐに打ち出しやすく、ヘッドが重いためより直進的なストロークができ、真っすぐに打ち出すことができます。自分の感覚よりもパターの重さで距離感覚をコントロールしたい方にオススメです。

 

・センターシャフトタイプ

センターシャフトは、シャフトヘッドの真ん中、さらにフェイスに近いところに装着されているため、視覚的にシャフトとフェースが一直線に重なり、とても打ちやすい構造になっています。その一番の利点は”引っかけにくい”こと。

 

・大型マレットタイプ

ヘッドが大きく深いのが特徴。マレットタイプよりもさらに、ヘッドが大きく深いため、真っすぐに打ちだしやすい。ぱっと見では、ゴルフのギアに見えないくらい近未来的な形状のものもあります。最近ではその正確性から初心者さんでも愛用者が増加中の注目のタイプ。

 

トゥヒールバランス

トゥヒールバランスパターは上級者向けで難しいパターです。インパクトの打感を重視するプロゴルファーがよく使っています。


・ピンタイプ

ヘッドが小型なため、パターの重さで転がすのではなく、自分の感覚で転がすイメージが強いです。小型ヘッドの中では、スイートエリア(芯)が広く作られているものが多いため、比較的ミスに強いといえます。最近はマレットタイプやネオマレットタイプが主流になってきていますが、ピンタイプはバランスの取れた万能タイプで、初心者さんでも扱いやすく最初の一本にはオススメです。

 

 

初心者さんもクラブ選びを楽しもう!

 

ゴルフクラブってたくさんあってよく分からない!という初心者さんも多いのではないでしょうか?

しかし、初心者さんこそ自分にあったクラブを一本一本選ぶ楽しさを感じてほしいと思います。

 

この記事でご紹介した選び方を頭に入れて、ぜひ自分にぴったりのセッティングを探してみてください。

 

ゴルフは敷居が高いと思っているゴルフ未経験者のみなさんは、ぜひ気軽にレッスンでゴルフクラブを握ってみることから初めてくださいね。

 

 

 

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