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2018年06月03日 GOLF LIFE 練習方法 初心者

ゴルフは自分が頑張っちゃダメ!もっとクラブに仕事をさせよう

 

上級者の方に言わせるとゴルフは「クラブに仕事をさせれば良いだけ」だそうです。ゴルフを始めたばかりの初心者は打ち方が間違っているのではなく、クラブの使い方がわかっていないだけだというのです。確かに、いくら自分が頑張っても下手が固まるだけと実感しますよね。では、どのようにクラブに仕事をさせればよいのでしょうか?

 

 

ゴルフは人間が頑張るほど上手く打てない

一所懸命にスイングを研究して、いろいろなポイントを意識して練習しても、なかなかうまくいきませんよね。ゴルフは打ち方を頭で理解して身体で体現するのが非常に難しいものです。

 

しかし道具を使うスポーツは本来、その道具が人間のパワーを最大限に引き出す助けとなるはずです。自分が頑張ってしまう打ち方では、ゴルフクラブの役割を殺してしまっているので、難しくなるというわけです。

 

たしかに、クラブにはロフト角がついていて勝手にボールが上がるようにできていますし、フェースの溝はボールを回転させて飛距離を伸ばします。ボールを上げよう、飛距離を伸ばそうと自分で頑張る必要は全くないということですね。

 

ツアープロや上級者がクラブにこだわるのは、彼らがクラブの力を使ってプレーしているからです。彼らの軽くしなやかな打ち方と自分のスイングの違いを、点でひとつひとつ挙げるよりも、クラブを使うということで考えると謎が解けそうですね!

 

 

 

クラブの気持ちになってとことん力を抜く

ゴルフクラブを握ると、打ち方を考えすぎたり飛ばそうとしたりして力んでしまうこともありますよね。私もよく、「スイング中に不意にクラブを引っ張られたら、簡単に持っていかれてしまうくらいの力で握るほうが良い」と言われました。

 

かといって、本当に力を全く入れないわけにもいきませんが、クラブを握っただけで無意識に振り上げるだけの握力はあると考えて大丈夫です。手を意識するのではなく、腕全体、肩、肩甲骨に意識を持っていくと、自然に余分な力は抜けます。

 

すると、クラブと身体に一体感が生まれ、クラブの気持ちになれるというわけです。そうすると今までいろんなことを考えて、一度にたくさんのポイントを意識して結局バラバラになっていた動きが自然に行えるようになります。

 

この打ち方ができるようになると、打感やクラブの抜けも良く、自分ではなくクラブが仕事をしてくれていると感じます。勝手に、オートマチックにクラブが運ぶ感覚はとても気持ち良く、ますますゴルフが楽しくなります!

 

 

ヘッドの動きに合わせればフォローも決まる

ゴルフクラブは細いシャフトに重いヘッドがついています。スイングではその重いヘッドが上から振り下ろされるわけですから、本来は遠心力でヘッドの重みに沿って自然にフォローまでクラブが持っていかれるはずです。

 

力を抜いてクラブを握り、腰の捻転でテイクバックすれば、あとは元に戻ろうとする力が働いてアドレスの位置に戻るとヘッドが走ってボールにヒットし、そのまま遠心力でフォローの形がとれるというわけです。

 

その他、顔が最後までボールを見ずに先に起き上がってしまうヘッドアップにもなりませんし、フォローの時に左足1本で立つように意識して体重移動を行う必要もありません。全てヘッドの動きに合わせれば自然にできてしまいます。

 

常にヘッドの重みを感じていると、自然にスイングが行われていき、最後までまるでクラブヘッドに引っ張られているかのようにきれいなフォロースルーの形がとれます。あとはゴルフの練習を積んで、このクラブを使う打ち方ができる確率を上げていくことですね!

 

 

 

まとめ

ゴルフを始めて、我武者羅にクラブを振る打ち方をしていた方は、力を抜いてヘッドの重みに合わせて振ってみてください。きっと抜けの良い軽いショットが打てる確率が上がるはずです。ゴルフクラブは高いものなのだから、もっとクラブに仕事をさせなければ損!ですよね(笑)

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