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2018年06月07日 GOLF LIFE 初心者 マナー

ゴルフボールは超危険!打ち込んだときの正しい対処方法は?

 

小さくて重いゴルフボール。打ったボールが人に当たることを「打球事故」と呼び、当たりどころによっては死亡、または重大な怪我を引き起こす可能性のある恐ろしいトラブルです。毎回しっかり自分の打つ距離や方向を確認し、プレーをするのは当たり前ですが、意図的でないにしろ、前の組や隣のホールに打ち込んでしまうこともあります。そんなときの対処法を知っておきましょう。

 

 

打ちこんだら大きな声でフォアー!と叫ぼう

ゴルフ場に行くと、1日1回は「フォアー!」という声を聞くと思います。私も初めてのラウンドで聞いたときに、何事かとビックリしてした記憶があります。

 

これは前の組、あるいは隣のホールで人がいるところに打ち込んでしまった場合に、注意を呼びかける言葉として用いられています。自分でなくても同伴者が危険箇所に打ち込んだ場合、一緒に「フォアー」の声をかけましょう。

 

また、もしプレー中に後ろや隣から声が聞こえたら、聞こえた方を見ないようにしましょう。つい声がした方を見てしまうと思いますが、飛んできたボールが顔面に当たるのを防ぐために徹底してください。

 

声は聞こえた場合、しゃがんで体を丸め、両腕で頭を保護してください。頭にボールが当たって死亡する事例も多く認められています。ゴルフはそれだけ危険なスポーツということを意識して、最善のプレーを楽しむのが良いと思います。

 

 

 

遠くでも帽子をとって謝ることを忘れずに

もし自分が前の組に打ち込んでしまった場合、相手に当たらなかったとしても、すぐに駆けつけて謝りましょう。そこで穏便に解決したとしても、その後ティーグランドなどで会ったときに、再度謝ることも大事です。

 

故意でないにしろ、打ち込まれた側は集中力の欠如につながりますし、気分も良くありません。

 

しかし、例えばティーショットの谷越えなどで、すぐに打ち込んでしまった場所へ行けないことも多々あると思います。そんなときは被っている帽子を取って、謝罪の姿勢を見せましょう。打ち込まれた相手は打ち込んだこちらを見ているはずですから、即座にそのようにしてください。同伴者も同じようにすると良いでしょう。

 

同伴者はボールを追うため、打っている人を見ているはずですから、打ち込んでしまう距離で打たせてしまったという意味の責任もあります。その後、前の組へしっかりと謝罪に行くのが良いでしょう。

 

 

相手も紳士なので誠意を見せれば許してくれる

打ち込んだ側も打ち込まれた側も、突然のことに冷静に対応しきれない部分もあります。まして打ち込んで「危なかった」ならともかく、誰かの体に当たってしまったときの対処を素早くする必要があります。

 

私も以前、隣のホールからのティーショットが自分の組に打ち込まれ、同伴者の首に当たったことがありますが、驚きで誰を呼んでどのように対応して良いか分かりませんでした。

 

打ち込んだ側はその球が打ち込みになったことすら分かっていなかったため、「フォアー」の声も発せられることはありませんでした。同伴者がその組のキャディさんに知らせ、ようやく打ち込んだ事実を知った競技者は、急いでこちらに駆けつけ、帽子を取り「申し訳ございませんでした」と丁寧に謝ってくれました。

 

その様子を見て私たちも冷静さを取り戻し、とにかくまず病院の手配などを手早く済ますことができました。ゴルフはルールとマナーに則った紳士のスポーツです。紳士的な対応で、まずは誠意を見せましょう。

 

 

 

まとめ

ゴルフは、いつでも打ち込まれる側、打ち込む側と、当事者になってしまう可能性のあるスポーツです。打ち込んでしまったときの誠心誠意の対応と、打ち込まれたときに最大限自分を守るための行動を学習しておきましょう。楽しいだけでなく、危険と隣合わせのスポーツということを忘れずに、緊張感を持ってプレーすることが大切ですね。

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