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2018年07月05日 GOLF LIFE 初心者 マナー

自己判断はNG!?ゴルフ初心者がコースデビューで直面するOKパットとは

 

初心者ゴルファーが練習を積んだらいよいよコースデビューです。初めてのラウンドではルールーやマナーに驚くことがたくさんあります。中でも、OKパットといわれるルールも衝撃です。あと1打でカップインしそうなとき、同組メンバーから「OKです」と言われたら、そのままそのホールをあがることができるのです。「カップインしなくていいの??」と疑問に思いますよね。そんなOKパットについて、詳しくみていきましょう!

 

 

OKパットは進行を早めるための手段

ゴルフコースは全18ホールを前半と後半、9ホールずつにわけてラウンドします。スムーズなプレーの進行の目安は、9ホールにつき2時間15~30分とされています。ホールによって距離の差はありますが、平均1ホール15分程度であがらなくてはなりません。

 

4人1組でラウンドする場合、ひとりがワンパットに1分以上かけてしまうと、グリーン上だけで10分近く時間を使うこともあります。このペースでは時間オーバーしてしまいますよね。そこで、スムーズにプレーを進めるために生まれたのがOKパットです。

 

同組プレーヤーから「OKです」と言われた場合、カップインしたものとみなしてスコアにプラス1打を加算して、そのホールをあがることができます。ゴルフ競技の公式ルールではありませんが、コンペやラウンドなどで通常用いられています。

 

コースデビューではパットに苦戦する場面もあるでしょう。私も未だにパットが下手でOKパットを頂くことが多いです。「OKです」と言われたら、進行を遅らせないためにも「OKパット頂きます」「有難うございます」と言って、ボールを拾い上げましょう。

 

 

 

OKパットの距離に明確な基準はない

コースデビューでは緊張と後ろの組を待たせているという焦りで、余計にパットがきまらないことも多々あります。グリーンオーバーを繰り返し、やっとグリーンオンしたと思ったら、今度はカップまでオーバーとショートを繰り返す、なんてこともありますよね。

 

先程ご説明したとおり、このような場合の進行をスムーズにするためにOKパットは使われますが、本来は確実に入るパッドを省略してプレーを進めていくためのものです。では、その確実に入るパットの距離とは一体どのくらいでしょうか。

 

正確な距離は決まっていませんが、だいたいグリップくらい、長さ約20cm未満が一般的です。誰がみても入ると思うくらいの距離、というわけです。それでもカップの切られている位置によっては厳しい見解がもたれることもあります。

 

例えば、カップが下り方向にある場合は20cmの距離でも加減が難しかったり、カップ直前で左右に切れたりすることもあります。こういった場面では、OKパットがもらえないこともありますし、実際、私は20cm以下のパットでも外すこともあります(笑)。

 

 

自分で「OK!」というのはマナー違反

では、OKパットが他ゴルファーからもらえない場合、自分から「OKですよね」「OKもらえませんか?」などと催促することは可能なのでしょうか。「絶対入るから時間の無駄」と思うパットもありますよね。

 

しかし、自らOKパットを宣言したり催促したりするのはNGです。あくまで同伴競技者の判断によるものです。他にもOKパットをもらうと、うっかりプラス1打をカウントし忘れることも多いので注意しましょう。

 

それに、OKパットばかりもらっていては、ショートパットが打てなくなることもあります。小さい振り幅が難しいと感じたり、必要以上に力んだり、反対にグリップが緩くなったりとさまざまな弊害が出る恐れがあるのです。

 

後ろが詰まっていなければ、OKパットをもらっても「打たせてください」と申告してショートパットに慣れることも必要です。ゴルフボールがカップインした時の「カコーン」という響きは気持ち良いものですよ。

 

 

 

まとめ

打たなくても入ったことにしてもらえるOKパットは、スムーズなプレーを進めるためですが、気持ちの焦りがなくなるので自分にとっても有り難いものです。OKパットの1打はそれだけ惜しい1打、本来はカップインすることができた1打と考えて、パター練習の励みにしましょう!

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