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2018年08月03日 GOLF LIFE 競技方法 マナー

ゴルフ場のカート運転マナー、事故らないためのドライバー心得

 

以前は歩きのプレーが一般的だったゴルフ場も、今はほとんど見られず、ほとんどが「ゴルフカート」を導入しています。「リモコン式」と「自走式」があり、「リモコン式」の場合はボタンひとつで自動運転ですが、「自走式」の場合は、車の運転と同じようにアクセルやブレーキで操る必要があります。これにはいくつかの注意が必要ですので、ラウンド前にチェックしてみてくださいね。

 

 

発進するときは同伴者に一声かけること

普通の自動車と同じように、急発進急停止は事故のもとになりますので、発進する前に皆が乗ったのを確認し、「行きます」など、一声かけると良いでしょう。運転席は前列の左側にありますので、運転する人は出来れば目視で確認することも大事です。

 

以前、私たちの組が少し遅れており、既に姿が見える後続の組に焦り、早く早くとカートを発進させたことがありました。

 

そのとき、同伴者のうちの一人が、カートに乗る前にクラブをキャディバッグに戻し入れているのに運転手が気付かず、そのまま動き出してしまったため、少しの距離をダッシュする必要がありました。

 

ゴルフ場のカート道は舗装されているとはいえ、急な凹みがあったり、上り坂・下り坂になっていたりと、カートに追いつこうと人が走るのには向かない道です。

 

プレーファーストは大切なマナーですが、運転手は必ず同伴者に一声かけ、発進するように気をつけましょう。

 

 

 

下りと段差はスピードを落として通過

ゴルフカートで転倒し、怪我をしてしまったり、カートを破損させてしまったりといった事例は、大変多くみられます。その中でも特に多いのが、下り坂でスピードを出し過ぎ、カーブを回りきれずに転倒した、というものと、段差を通った際に、勢いが良すぎてカートから放り出されてしまったというものです。

 

リモコン式で自動走行してくれるカートは、下り坂などはゆっくりと速度を落としてくれたり、ピッピッピッと音を出して、乗客に注意を促してくれたりしますが、自走式は運転手が気を付けていないと、そうはいきません。

 

私が良く行くゴルフ場でも、下り坂を超えて90度くらいの角度のついた道を左に曲がらなければ、コースに乗り入れてしまうという極端なカーブがあります。スピードを落としてハンドルをゆっくり切らなければ、転倒してしまいそうな場面が何度もありました。

 

この場合は、向こうがコースですので、最悪コースに乗り入れの状態になってしまうだけですが、これが谷などの場合、大怪我をする可能性もあるのです。ハンドルを握る人は、安全運転を心掛けて運転するようにしてください。

 

 

分岐では左右をしっかり確認してから

ゴルフ場のカート道路で多いのが分岐点です。特に山岳コースの場合、山を削って作ったコースをあっちへこっちへと走り回りますので、次のティーグランドへ向かうのに、カート道路が交わっているところも多いのです。

 

ゴルフ場内でのカート運転だけの話ではありませんが、自分が優先のような、身勝手な運転をしていると、その分岐点で思わぬ事故に遭うこともあります。

 

分岐点では「とまれ」などの表示が道路にしてあります。または、立札なので注意を促していると思います。

 

ゴルフは楽しく、テンションが上がる人もままいると思いますが、ハンドルを握る人は、冷静にそのような指示に従い、同伴者皆が安全に回り終えるよう、気をつけましょう。

 

 

 

まとめ

自走式のゴルフカートは、ともすれば凶器に変わってしまい、楽しいはずのゴルフを一変させてしまう大事故を招く可能性もあるものです。ゴルフ場は私有地ですので、運転免許証は法律的には必要ないですが、ローカルルールで定めているところも多くあり、気をつけなければならない行為です。運転席に座る人は、その意識を持って、気を付けて運転して、楽しいゴルフにしてくださいね。

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