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2018年08月20日 GOLF LIFE 初心者

ボールが止まらない!?グリーンの下りラインが超絶難しいワケ

 

距離が残っていても上りのラインと、距離の残りは短いけれど下りのライン。どちらが苦手でしょうか?私は断然「下りのライン」で、苦手意識も持っています。そのラインに自分のボールがついたときは、入るイメージが全くわいてこないのです。でも実際、そう思う方も多いのではないでしょうか。では、グリーンの下りは何故難しいのでしょう?調べてみました。

 

 

ほとんどのグリーンは奥からピンに下っている

日本のグリーンはほとんどが奥からピンに下っています。いわゆる受けグリーンになります。ピンをオーバーしてしまうと、必然的に下りのパットになってしまいます。

 

ゴルフの有名なマネジメントのひとつに、「ゴルフは手前から攻める」というものがあります。これも、ピンを過ぎると難しいアプローチやパットになるため、手前から行ったほうが安全というところからきています。

 

では、なぜ、奥からのパットが難しいのでしょう?それは、ボールが傾斜の影響を受けやすく、上りのパットと比べて、倍程度の速度で転がって行ってしまうという点です。

 

また、下りのパットでは、奥から手前に向かってカップの淵が下がっていることになり、少しでも強く打ってしまうと、ラインに乗っていたとしても、角度的に外へはじかれる可能性も高いという点ですね。

 

 

 

下りはボールが止まらず3パットになりやすい

私は下りのパットが大の苦手です。せっかくパーオンしたとしても、パーが取れるイメージが全くわかなくなります。

 

欲張らず2パットで決めることが大切だと頭では分かっているのですが、傾斜がきついところのパットだと、ちょっと触れただけでもスルスルと加速していき、2打目が決められず、3打目で入るなど、簡単に3パットしてしまいます。

 

プレジデント社の発行する「ゴルフデータ革命」には、6メートルのパットを打つとき、傾斜により、違いが出てくるデータが掲載されています。それによると、水平時6メートルのパットは、下りの場合、1度の傾斜で7.3メートル。2度の傾斜で8.5m転がっていくそうです。同じ距離を打っても、これだけの違いが出てくるなんて、驚きますよね。

 

6メートルの距離を6メートルの感覚で打ってしまうと、ボールが止まらず、大事故になりかねません。

 

当日のグリーンの速さなどにもよりますが、朝のパター練習をする際に、傾斜ごとにどれくらい転がるかをチェックできると良いと思います。

 

 

グリーンから出てアプローチになることも多い

やっとグリーンに乗ったと、安心して下りのパットを打つと、加速してなんとグリーンの外へ……。これは、私も何度も経験しました。このときの空しさと不安感は、いつやっても嫌なものです。

 

しかし、他人事と思うことなかれ、下りのパットには常時このような危険性が潜んでいます。下りのパットは、弱く打ち過ぎてもう一度難しい下りのパット、とショートをするよりは、超えて次を上りのパットとして打った方が、2パットの成功確率は上がると思います。

 

しかし、グリーンから出てアプローチが必要なくらい打ってしまうと、またそれによりピンを超えてしまう危険性もありますよね。特に長い下りのパットは、距離感が合わず、こうなってしまう人も多いようです。

 

私は以前、下りのとても長いパットをしたときに、ボールに勢いがつき、加速してしまったことがありました。同伴者からの「グリーン出ちゃうよ!」という悲鳴にも似た実況が聞こえましたが、どうにもなりません。

 

そのときは幸いにもカップのふちに当たり、そのままカップインをしてくれましたが、距離感を身に付けて、慎重に打つことが鍵ですね。

 

 

 

まとめ

トーナメントで活躍するプロでさえも、下りのパットは怖いと言います。「ゴルフは手前から」の言葉通り、ピンを超えない場所にボールを落とすことで、下りのパットを避けることが出来ていきます。止まりにくく、曲がりやすい下りの特徴をしっかり理解して、3パットに気をつけてプレーしていきましょう。

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