ゴルフがやりたくなるWEBマガジン

ゴルフコースでは鹿や鳥、ウサギなど可愛い動物を目撃することもありますが、季節や場所によっては恐ろしい外敵に出くわすこともあります。OB区域には「マムシに注意！」という看板が立っていて、ボールを探しに行けない藪や崖も多々あります。私も肩に毛虫がついて発狂したこともありますが（笑）、笑い事ではない注意すべき外敵について、勉強しておきましょう！

林に入ったらハチに刺されないように注意

春から秋にかけてゴルフ場の深緑や紅葉、季節の花々はとてもキレイですが、そんなハイシーズンに気をつけていただきたい外敵がハチです。林の中はもちろん、ティーグラウンドやコース内のどこにでもハチの脅威はあります。

林の中は特に、ハチの巣がある場合もあります。ボールが巣のある木に当たってハチが怒って飛び出してくるなんて可能性もゼロではありません。ハチの姿を見かけたり、羽音がしたりするコースでは、林に入るときは特に注意が必要です。

林間コースが有名なゴルフ場では、長袖長ズボンを着用するといいですね。ハチは黒いものに寄ってくるといいます。ハチの多い時期は白っぽいウェアを選ぶなども対策の一つです。万が一刺されたら集団で襲ってくる前にすぐにその場を離れましょう。

私の周りではハチに刺された人はいませんが、アブに刺された子はいます。薬や虫除けスプレーなどを持参しておくと安心ですね。「ハチが来たらどうしよう」と気になるときは、「何もしなければ襲ってこない」と言い聞かせ、プレーに集中するようにしましょう。

ロストボールの原因はカラスの仕業かも！？

街中でもゴルフ場でも有名な外敵はカラスです。カラスは学習能力が非常に高い、注意すべき手強い相手です。私も何度カートバッグの中身をやられたことかわかりません。食べ物はもちろん、カラスはキラキラした光るものも加えて持っていってしまいます。

光を反射して光っているように見えるのでしょう、カラスは時にゴルフボールも持っていってしまいます。いくら探してもボールが見つからないときはカラスの仕業かもしれません。実際私の友人はボールをカラスに持っていかれていました。

カートバッグは口の閉まるものにする、食べ物をカートに置かない、荷物には網を被せるなどの対応策はありますが、コースの先で待ち伏せているカラスにボールを盗られないようにするのは難しいですよね。威嚇してもボールをくわえたまま飛んでいってしまいます。

ちなみにカラスがボールを持っていった場合は、ボールがあったであろう地点にドロップして無罰でプレーすることができます。しかし、大抵の場合ボールを取り返すことはできませんし、ショックでスコアが乱れることも。やはりカラスは恐ろしい外敵ですね。

コースで猿に襲われるという事件も発生！？

山間や山郷に広がるゴルフ場のコースでは、もっと注意すべき外敵がいます。私もゴルフ場に向かう道中で見かけたことがあるのですが、それは猿です。カラスよりもさらに知能の高い猿となると、少し怖い気もしますね。

猿がコースに出てきたり、コース内の林にいたりすることは、もともと猿が多い地域のゴルフ場ではよくあることのようです。猿は群れで行動するため、群れの中に赤ちゃん猿や子猿がいると、人間が襲ってくると思って先制威嚇攻撃をしてくることがあるそうです。

猿公園の猿のように人間になれていて餌付けされている猿でさえ、目を合わすな、荷物を離すな、群れには近づくなといわれているのですから、野生の猿に出くわしたときはすぐに逃げるのが鉄則です。

実際に過去には、林にいた猿に追いかけられてバンカーで転倒してゴルファーが怪我をしたとニュースになったこともありました。ゴルフは自然の中で楽しむスポーツです。私たちが外敵とみなす動物も自然の一部、上手に共存を図りたいものです。

まとめ

海外のゴルフ場でワニが出没したニュースをご存知の方も多いはず。広大な自然の中にあるゴルフ場では思わぬ外敵が潜んでいるので、注意喚起の看板や外敵を見かけたときには危機回避行動をとりましょう。楽しいゴルフですが、外敵襲来の危険があるということもお忘れなく！