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2018年09月18日 GOLF LIFE 初心者

若者には負けたくないが、加齢によるゴルフへの影響は?

 

いくつになっても続けられるスポーツ、大人の趣味といえばゴルフですね。私が練習場で働いていた時、最高齢のお客さんは90歳を越えておられました。軽く打って運動代わりにされているようで、いくつになってもゴルフの楽しみ方があることを教わりました。年齢を重ねると、若いときと同じようなゴルフはできません。加齢によるゴルフへの影響を考えてみましょう!

 

 

加齢による飛距離への影響は避けられない

ゴルフクラブには、シニア向きとされているラインがあります。パワーが落ちてくると若いときのクラブでは硬すぎる、重すぎるなど使いづらくなったり、加齢と共に飛距離がでなくなったりしてクラブの見直しを余儀なくされるのです。

 

飛距離はヘッドスピードという、クラブヘッドの走るスピード、つまりクラブを振りぬく速さに比例します。若いときは男性で平均42~45m/s(女性は33m/s)くらいのヘッドスピードですが、加齢の影響で徐々に40m/s以下に下がってきます。

 

そうなると当然飛距離も落ちるわけで、例えばヘッドスピード45m/sの人が40m/sに落ちると、飛距離は250yから220yに落ちるようなイメージです。加齢による筋力や体力の低下の影響ですので、トレーニングを重ねると低下の速度は緩やかになるかもしれません。

 

私の叔父も加齢により、20~30ヤードは飛距離が落ちたといいます。今まで越えられていた池も、遠回りで刻むなど、コースマネジメントが変わってくるという影響もあるようですが、それはそれで新しいコース攻略を楽しんでいるようです(笑)

 

 

 

視力が弱まるとグリーン上のミスが頻発!?

40代の先輩女性ゴルファーは、最近老眼でサングラスが合わないといって、芝目をみるのに苦労されています。加齢の影響で視力が低下してくるとカップまでの距離やカップ位置などが定まらず、パターの距離感や方向性がズレるというのもよく聞きます。

 

ただでさえ、グリーンの傾斜や芝目をよむのは難しいのに、視力が弱まると尚更わからなくなってしまいますよね。ロングパットの距離が全然合わなかったり、ショートパットもカップ周辺の芝目や切り方が見えなかったりなど今までなかったミスが頻発します。

 

日中の日差しが眩しくてグリーンが見えにくいことや、逆に日がかげって暗くて芝目が見えにくいことが考えられますが、同じ加齢の影響でも、人によって見え方はさまざまです。一概に対処法をあげるのは難しいですよね。

 

せっかくのゴルフですからスコアに必死になるよりも、パットを外してもご一興、と思って今までとは違った楽しみを見出していくのがいいかもしれません。ホームコースを持って、目を瞑っていても打てるくらいに仕上げておくのも一手ですね!

 

 

短いショットとアプローチは経験値が強みに

飛距離は落ちる、パットはキマらない、と加齢の悪影響をみてきましたが、ゴルフ上級者の大半は年齢を重ねたゴルファーです。ここからは加齢の悪影響を上回る、経験値というものに着目してみましょう。

 

やはりゴルフ上級者はここが違う!と思うのが、正確なショットです。飛ばそう、飛距離を伸ばそうと躍起になる段階を超えた上級者の方々は、サードショットや寄せなどの短いショットを鍛錬されてきた経験値がものをいいます。

 

確実にグリーンに寄せる、乗せるショットの精度が全然違います。どんなラフでもハザードがあっても、バンカーからでも、見事なアプローチショットを放たれます。私なら焦ったりどう打っていいかわからなかったりする場面でも、上級者の方は冷静確実に打たれます。

 

また、ミスをした後のリカバリーショットは加齢の良い影響がでているところではないでしょうか。「こういうときはこう打てば良い」というあらゆる場面に対応できるショットの技術力は経験値が高いゴルファーならではです。

 

 

 

まとめ

飛距離を捨てて技を磨き、目で見て打つのではなく身体で覚えた感覚で打ち、加齢の影響をかわすゴルフでさらに前進するも良し、気楽に運動代わりに楽しむも良し、年齢を重ねた時のゴルフの楽しみ方もいろいろありそうですね。今から筋トレに励むも良し、その歳その歳のゴルフを目いっぱい楽しんでいきましょう!

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