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2019年06月10日 GOLF LIFE 初心者 マナー

当たったら最悪!?ゴルフ初心者のための打ち込み防止策

 

まだそんなに飛ばせない初心者だからといって、打ち込む可能性がゼロとは言い切れません。むしろ初心者だからこそ打ち込んでしまいがちです。今回は気まずいどころか、重大事故になりかねないボールの打ち込みをどう防ぐべきか、サクッとまとめてみました。コースラウンドは楽しさ以上に安全第一を目指しましょう。

 

 

自分の「マックス飛距離」を頭に入れておく

飛距離はゴルファーにとって永遠のテーマともいえます。特に初心者の方が飛距離に対する憧れは強いのかもしれません。ただ正しいスイングを身に付けるまでは飛ばすことを考えない方がいいでしょう。遠くに飛ばすより真っ直ぐ打てるようになることを優先したいものです。

 

練習場はともかくコースに出ると違う意味でこの飛距離を考えなければなりません。コース上には自分たち以外にもたくさんのゴルファーがプレーしています。ボールを打つときに注意しなければならないのが前の組の位置です。右または左に折れるドッグレッグでなければ人がどこにいるか目視できます。問題になるのは自分とのその人たちとの距離です。

 

もちろん前方に誰もいなければ打って構いません。もし誰かいる場合はその状況で打ってボールが届くかどうかよく見極めましょう。飛ばない=打ってもOKとザックリで考えるのは大変危険です。飛ばないことがほとんどでも、たまに出るナイスショットがないわけではありません。万が一あることは十分あり得ると考え、絶対的な安全を確保できるまで待つべきです。つまりドライバーで250ヤード飛ぶ可能性が1パーセントでもあるなら、前方との距離が250ヤード以上になるまで待ちましょう。

 

 

 

ボールの「転がり」も足して考えるべき

飛距離にはキャリーとランがあります。キャリーはボールが空中に飛んで落ちるまでの距離、ランはそこから転がる距離です。

 

打ち込まれる側の立場で考えてみましょう。体に直接当たるのは最悪ですが、後ろでボトッとボールが落ちる音がするのも嫌です。その音は後方10ヤードくらいなら十分に聞こえます。さらにそこからコロコロ転がってきて足元に辿りつこうものなら、完全に打ち込まれたと思います。

 

そうならないようキャリーだけでなくボールが転がる距離、ランの分も合わせて計算するべきです。特に打ち下ろしの場合は想像以上に転がってしまうので、ドライバーやウッドのような長いクラブほど注意が必要です。またもしかしたらグリーンに乗ってしまうかもという距離も避けた方がいいでしょう。ご存知のようにグリーンはボールが転がりやすく、危険であると同時に前の組のプレーを妨げてしまいます。

 

 

安全のために「距離計測器」を活用しよう

キャディさんがいる場合は概ね正しい判断をしてくれますが、誰がどのくらい飛ばすかまでは把握していません。つまりキャディ付き・セルフプレーに関わらず、打ち込み防止については自己管理です。同じ理由で同伴者の意見もそのままアテにしてはいけません。その人が上級者の先輩であっても、万が一のことまで考えてくれているわけではありません。

 

そこでより正確な判断をするためにオススメなのが距離計測器で、レーザー距離計と呼ばれるアイテムです。ピンまでの距離を測るためによく使われますが、用途はそれだけではありません。バンカーや池、木など気になる場所との距離を正確に測れるだけでなく、前の組との距離もOKです。

 

最新のカートだとナビに前後の組の間隔が表示されるようになっていますが、人がどこにいるかまでわかりません。もし前方に人がいて打てるかどうか迷ったときは距離計測器で判断するのがベストです。

 

 

 

まとめ

ボールの打ち込みはお互いに嫌な思いをするだけでなく、ケガはもちろん最悪の場合、命に関わるような重大事故につながります。「届かないから大丈夫!」と自分本位の安易な気持ちで打つことのないように気をつけましょう。

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