ゴルフがやりたくなるWEBマガジン

2016年06月10日 golfee 練習方法 おもしろ

【ゴルフスイングにも!】話題のオノマトペで飛距離アップを狙おう!シュピッ、スコーン、コロコロコロ。

 

最近、本気でゴルフが上手くなりたい!と思っている、ゴルフィ公式ライターの宮下知子です。

 

ところで、あなたにとってのゴルフとは何ですか?

接待でゴルフをするなら、相手に楽しんで貰うことが優先されるかもしれない。上司と回ったなら、仕事でもスムーズなコミュニケーションが期待できるかも。

 

でも、それだけじゃあ満足できない。やっぱり、やっぱり上手くなりたい! と思っているゴルフィ読者の皆さん!

 

今日は、藁にすがってでも猫の手を借りてでも上手くなりたい!だけど、「練習する時間はあまり取れないんだよね」というサボリ症の、いや、忙しい方にピッタリの“飛距離アップ術”をご紹介します。

 

 

オノマトペで、物音も気にならない!?

 

ゴルフについて考えてみると、”音“”声“がこれほどプレーに影響し、よってこれほどナーバスに音を規制しているスポーツはないのではと思わされます。

ゴルフ初心者が、プレーファストと同じくらい注意を促されるのが、「他の人のプレー中は静かに」。ゴルフ場では特に声が響きます。

 

でも雑音にあまりにナーバスになってしまうと、結局、損するのは自分。

 

そこで、”いっそ自分で声を出せば、逆に集中できるのではないか?”という発想からたどり着いたのが、”オノマトペ“の活用!

 

オノマトペとは、擬声語や擬態語など、人間や動物の声、自然界の物音や、動きや様子などを表現する言葉です。

auのCMでおなじみの”パッカーン”、テレビ番組の”モヤモヤさまぁ~ず”、耳から離れない”カリッとサクッとおいしいスコーン”等など。朝日大学の准教授、藤野良孝さんの強烈なキャラクターとともに認知度がアップしたとも言えるかもしれません。

 

日本語オノマトペ辞典には、4,500語程が収録されているとのこと。

日本語はオノマトペが多い言語だそうです。

 

 

カラダを自在に動かすオノマトペ!

 

テレビ番組では、体が自在に動くようになるウラ技として、こんなオノマトペが紹介されています。

 

卵焼きをひっくり返すオノマトペ

“タン、タン、ポーン”。タン、タン、で軽く沈み込んで膝でリズムを取り、ポーンでひっくり返す。

 

中華鍋で上手にチャーハンを炒めるオノマトペ

“サッ、サッ、サッ”。ポイントは「ッ」を意識すること。

 

瓶のふたを開けるオノマトペ

“グゥゥゥ”。なんと、実験でわかったことには、およそ3キロも握力が変わるのだそうです。

 

意識して発声すれば、こんなにもパフォーマンスに影響するとは驚きです。

 

ハンマー投げの室伏広治選手の雄叫びについても、藤野さんがアドバイスしていると知り、これはゴルフに取り入れない手はない!とさっそく調べてみると、ありました、ありました。

 

もしかして皆さん、すでにご存じですか?

 

 

飛距離が伸びるオノマトペとは?

 

飛距離を伸ばすオノマトペ。それは、

 

“スーッ、ガァァァー“

 

バックスイングで”スーッ”、ダウンスイングからフォローで”ガァァァー”と叫びます。

 

注1)スーッといっても、スーッと息を吸うわけではありません。

注2)ゴルフ場で実際に叫んだらはた迷惑なので、適度にお願いします。

 

藤野准教授によれば、2つのポイントがあるそうです。

 

1. 声を出すことで邪念が吹き飛び、本来の力を発揮できるようになる。

2. 「S」の音はスピードを喚起し、濁音はパワーをのりやすくする。

 

 

実験結果によれば、被験者全員、叫んだ時の方が飛距離が伸びたとか。気負いがちなティーショットの時は、効果が期待できそうです。

 

 

音韻について

 

せっかくですので音の持つ効果についてご紹介します。

 

メリハリをつける小さい「ッ」|促音

カッ、クッ、コツッ、サッ、スッ、スパッ、タタッ 等

 

余韻を残すおしまいの「ン」|撥音

カン、コン、タン、トン 等

 

動作の持続は「ー」|長音

サー、スー、ター 等

 

強い動作と力の喚起は濁る音|濁音

ガ、ゴ、ダ 等

 

いいリズムで弾む感覚はパピプペポ|半濁音

パ、ポ、ピャ、ピョン 等

 

スピード感やスムーズな動き|Sの音

 

パワーの放出、ゆるむ感覚|母音のア

 

筋肉の制御、しめる感覚|母音のウ


飛距離アップのオノマトペ、”スーッ、ガァァァー”の持つ効果は、上の一覧に当てはめれば一目瞭然ですね。

 

では最後に、これらの音の持つイメージを組み合わせて、オノマトペを作ってみようと思います!

例えば、そうですね、長めのパットの場合、”スーーンッ、プパァーン”なんてどうでしょう?

 

(Sのスムーズな動き)

ーー(テイクバックの持続)

(テイクバックの余韻)

(切り返す時のメリハリ)

(パターでボールを弾く感覚の半濁音。かつ、母音ウで腕の筋肉も締めておきたい)

(勢いよく転がる感じ)

(ボールにパワーが伝わる母音ア)

(転がりの持続性)

(転がってきた余韻を残しつつ止まる感じ)

 

・・・い、いや、こんなに欲張ったら、いざパットする時、オノマトペ自体を思い出せないかも。シンプルに作る方がいいですね。

なかなか練習する時間がとれない方も、ぜひ自分だけのオノマトペを作って、少しでも飛ばしたい方は、ぜひお試し下さい!

 

【参考文献】

 脳と体の動きが一変する秘密の「かけ声」
ゴルフダイジェスト2015年3月17日号

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