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クラブを持つ手が震えたら要注意!?熱中症の症状と対策は

 

夏のゴルフ場で注意したいのが熱中症です。
暑い中でのゴルフではたくさんの汗をかきます。

 

風通しのいいウェアで水分補給に気をつけていてもなってしまうのが熱中症の怖いところです。
そこで今回はプレー中に起こり得る、熱中症について説明します。

 

 

例年7月~8月がピーク!熱中症ってなに?

熱中症とは高温状態が続くことにより体の水分が奪われ、熱が放出されず、めまいや吐き気などさまざまな症状を引き起こし、重症化すると死亡の可能性もある健康障害です。


地球温暖化やエルニーニョ現象による異常気象により、世界全体の気温は上昇傾向にあります。

日本も例外ではありません。

 

記録的猛暑という言葉もすっかり聞き慣れたほど、日本の夏の暑さは勢いを増しています。

そして、気温の上昇にともなって増加してきたのが熱中症です。


熱中症は例年6 月頃から増えはじめ、7月~8月に発症のピークを迎えます。

厚生労働省の統計によると昨年、平成27 年度の7月~8月では実に910人もの方々が熱中症で亡くなっています。


熱中症の主な症状はめまい、手足のけいれん、頭痛、嘔吐、意識障害などありますが、重症化を防ぐにはなるべく早い段階で気づき、適切な処置を行うことが大切です。
夏場における屋外での作業、レジャーやスポーツは特に注意が必要で、ゴルフもその中のひとつです。

 

 

直射日光を避けながらこまめに水分補給

 

熱中症対策としてよく知られているのが水分補給です。

 

暑いときには大量の汗をかきます。
汗で失われた水分は水を飲むなどして補わなければなりません。

 

ペットボトルや水筒は夏ゴルフの必需品といえます。


ところが、しっかり水分補給していたにもかかわらず、熱中症になる人がいます。
原因として考えられるのはこまめに水分をとらなかったこと。

 

喉が渇いてから水を飲む人も多いですが、実はそれだとタイミングが遅いのです。

 

口から飲んだ水は体内に吸収されるまで約30 分かかります。

つまり、喉が渇く前に水を飲むのが正しい水分補給。

 

また水よりも塩分を含んだスポーツドリンク、それもなるべく冷えている方が体の冷却効果も期待できるので好ましいです。
カート移動中もしくはティーショットの前など、少なくとも1 ホールごとに必要な水分をとるようにしましょう。


水分補給の次に大切なのが、直射日光を避けることです。


ゴルフ場には日陰がいくつかあります。

カートの中、木の下、避難小屋などわずかな時間でも日陰に入ることで、体温の上昇を防ぐことができます。

 

ティグラウンドでは自分の打順が来るまで、なるべく涼しい状態で待機します。

フェアウェイなど日陰がない場所で歩くときやプレーを待つときは日傘を差すのがいいでしょう。

 

 

体力自慢は要注意!?熱中症で起こる異変

 

熱中症で最初に感じやすい異変はめまいと立ちくらみです。

これらは日常でもよくあることなので「ちょっと疲れているのかな?」くらいに思うのかもしれません。

 

次に起こり得るのは手足のけいれんです。

 

クラブを握る手が震えたり、足もとがふらつくなどわかりやすい自覚症状が出てきます。

 

遅くともこの時点で熱中症を疑うべきです。
しかし、異変に気づいたとしてもプレー中はつい我慢をしてしまいがちです。

 

ここで体調不良を訴えれば、まわりに心配や迷惑をかけるのではないかと考えてしまうからです。
これが体力に自信のある人の方が熱中症になりやすいといわれる理由です。
我慢に我慢を重ねた結果、熱中症で倒れる方がよっぽど迷惑なので、異変に気づいたらすぐに自分の身に起こっていることを誰かに伝えましょう。


熱中症の疑いがある場合はすぐに日陰に移動して、濡れタオルなどで頭と体を冷やし、少しずつ水分を補給します。

 

回復したからといって安心せず、プレーを中断してクラブハウスにもどるなど、人命優先の行動を心がけてください。

 

 

まとめ

いかがでしたか?
老若男女、体力の有無にかかわらず、熱中症は誰にでも起こり得ることです。


夏ゴルフは日差しの強いコース上で長時間のプレーを続けるわけですから、危険度が高い
のはいうまでもありません。


プレーに熱中しても、熱中症にはならないように注意しましょう。

 

 

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