今日は、スクール運営のご担当者様と話をしていると、ちょこちょこ聞くお話です。
会員さん増えてますか?休会者とか増えてないですか?とお尋ねすると
「うちは皆さん結構長く続けてくれるんで、今のところ大丈夫そうです~。」
と返してくださったあとに
「なぜかは、わからないですけど(笑)」
と付け加えることがあります。
「イベントが楽しいんじゃないですか?」
「上達してくると続けるのが楽しくなるんでしょうね!」
と返しても
「そうなのかな~(笑)」
と…
これはとってももったいない事、ということに気付いてほしいのです!(笑)
自社の強み、本当に理解してますか?
この話をビジネスっぽく言うと【顧客満足度調査が出来ていない】ということなんですね。
「会員さんが何に魅力を感じて続けてくれているのかを理解していない事」イコール「自社の強みを理解していない」であることを理解してください!
自社の強みを知ることで、集客が断然楽になるんですよ。
では、どのように自社の強みを知る為にはどうしたら良いのでしょうか?
簡単なことです。
会員さんとのコミュニケーションを増やしましょう。
会話を増やして、なんでも気軽に話せる環境で、会員さんの気持ちを聞き出しましょう。
このご時世ですから、わざわざスクールコンペや懇親会を開催して…などはしなくて結構です。
レッスンの終わりに
「○○さん、今月で●ヶ月になりますね~!楽しいですか?」
と声をかけてあげてください。
そこからヒアリング開始です!
・どんなところが楽しいと思ってくれているのか
・楽しくないなら、どこが楽しくないのか
・どこを改善したら楽しいと思ってくれるのか
・スクールに求めていることはなにか
・ここからどんなレッスンをしたいと思っているのか
・じゃあ目標はどうしようか?
など、沢山の会員さんをコミュニケーションを重ねることで「みんなこんなところを楽しいと思ってくれているんだ!」と意外な発見に繋がるかもしれません。
時間もないし、会員も多いし、そんな一人ひとり聞き取りするなんて無理だよ!という方は、ホームページにクチコミを投稿してもらうのも良いかもしれませんね。
クチコミの方がリアルなコメントを入れてくれる可能性も高くなります。
ゴルフスクールガイドでもクチコミ機能があるのですが、利用してるスクールさんの中には
「クチコミに「奥の打席にあるシミュレーターが1台故障してる」って書いてあって、初めて知ったよ!直接言ってくれたらいいのに!」と笑っている担当者さんもいらっしゃいましたし、
「ボールを新しくしてほしい」「レンタルクラブのグリップがちょっと…」など、運営上で目が届かない要望を投稿されているのを見て、「細かく備品チェックできるようになりました」というお声もいただきました。
プロに言いたい頃があるけど、忙しそうだから今じゃなくて良いか…と思っている会員さんも少なくないと思いますので、ネット投稿も合わせて使えるとより良いかもしれませんね。
スクールに求めていることは十人十色
一見ネガティブな投稿に見える内容でも、例えば「レンタルクラブが古いモデルしかない」と言う内容に対して、初心者はクラブの良し悪しはわからないので、それくらいなら気にしないや、という方は申込みをするでしょうし、その情報を見ても申込みする方は入会もしやすいでしょう。
(飲食店を探すとき、クチコミに「この居酒屋は日本酒の種類が少ないです」と書かれていても、「わたしビールしか飲まないから関係ないや」という方がいるのと似ているかもしれません)
本日のまとめ
会員さんの本音を聞くタイミングが少ないスクールさんは、
1.コミュニケーションを増やす
2.クチコミ投稿をしてもらう
以上2点をおためしください。
思いがけないスクールの魅力や、今後の経営に繋がるヒントが聞き出せるかもしれませんよ。