ホームページ担当をしている方であれば、一度は聞いたことがある「SEO」について.
なんとなく雰囲気はわかった気がするけど、具体的に何をすることなのか・具体的に何をしたら良いかがわからない…という方が多いのではないでしょうか。
今日は、今からすぐに取り組めるSEOの初歩的なお話をしますので、ぜひお役立ていただけたらと思います。
「SEO」を知ろう
まず、SEOの意味から始めましょう。
SEOは「Search Engine Optimization」の略で、和訳すると「検索エンジン最適化」です。
つまり【SEO対策=検索エンジンにとって最適なサイトをする対策】ということになります。
※検索エンジン:GoogleやYahooなど、インターネット上のホームページや、画像、動画などを検索するためのシステムをさします。
こうなると「検索エンジンにとって最適とは…?」という疑問にぶつかると思います。
実は、ホームページには「ユーザー目線」と「ロボット目線」という2種類が存在しています。
●ユーザー目線は、人間用の見た目
●ロボット目線は、検索エンジン用の見た目
もちろん、ホームページを作るのも利用するのも人間なので、人間用の見た目を重視して作るのは当然なのですが、ユーザー目線ばかりを気にしてしまうと、検索エンジンでいくら検索されてもロボットに「ホームページがある」ということが分かってもらえず、一向に人の目に触れない…なんて恐れもあるのです。
検索エンジンで表示してもらうためには?
検索エンジンにヒットさせるためには、もちろん「ロボット目線」のサイトに変えてあげる必要があります。
ロボット目線に変える方法はいくつかあるのですが、一番手っ取り早い方法が「テキストを増やす」ということです。
テキストというのは、サイト内の文章です。
検索されるであろうキーワード(見に来てほしい人が探しているであろうキーワード)を増やす必要があります。
キーワードを増やせば増やすほど、検索エンジンに「ホームページがある」ことを理解してもらいやすくなるため、似た言い回しがある言葉は特にいろんな言い回しで掲載していくことをおススメしています。
例えば…
マンツーマンレッスン
同義語:パーソナルレッスン、個人レッスン、プライベートレッスン
レフティ打席
同義語:左利き打席、左用打席、左打ち打席
などが挙げられます。
なぜこんな面倒な言い換えをして、たくさんの言い回しを使う必要があるのか?
例えば、「マンツーマンレッスンをやっています!」とHPに掲載していても、
【個人レッスン】と検索されてしまっては、ヒットしないからなんです。
同じ意味のサービスなのに、検索キーワードがちょっと違うだけで見てもらえないのはもったいないですよね…
キーワードの見せ方に注意しよう
いろんな言い回しで掲載する意味は理解していただけたかと思います。
それでは、皆さんがよくやってしまう失敗例をご紹介します。
これはゴルフスクールガイドのサンプルページのTOP画像なのですが、ゴルフスクールの名前や、最寄り駅、どんなレッスンができるのか、わかりやすく載せていると思います。
それでは、この画像はどんなキーワードでヒットすると思いますか?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・
正解は【どんなキーワードにもヒットしない】です。(意地悪な回答で申し訳ありません…)
たくさんのキーワードが入っているのに、ヒットしないのはなぜか?
それは、【ロボット目線では画像は「画像」としか認識しないから】です。
画像にどんなキーワードが載っていようが、ロボットから見ると「画像」は「画像」でしかありません。
細かい設定によっては、ロボット目線でもヒットするような技はあるのですが、それはホームページを作るプロの作業になってしまうので、すぐに対応することは難しいため今回は割愛します。(知りたい方は個別にお問い合わせくださいませ)
今回知ってほしいのは「SEO対策のつもりで載せたキーワードでも、画像の中に入れてしまっては何の意味もない」ということです。
画像の中にある文字は意味がないので、店名のロゴなんかも認識してくれません。とっても残念です。
ロボット目線でキーワードを認識してもらうには「テキスト(文章)」で表示するほかないのです。
オシャレな店名ロゴを作ったとしても、サイト内のどこかに必ず「テキスト」で店名を入れましょう。
最寄り駅や、スクールの強み・売りとなるキーワードも、必ずテキストで入れましょう。
シンプルな見た目でおしゃれなホームページは「ユーザー目線」では高級感があって、好印象なのですが、
そもそも「ロボット目線」で認識されなければ、ユーザーに見てもらうことができないんですね…
本日のまとめ
1.SEOとは「検索エンジンにとって最適なサイトをつくること」
2.重要なのは人間からの見た目ではなく、検索エンジン(ロボット)に認識されること
3.似ているキーワードが複数あったら、できる限りいろんな言い回しをしよう
4.今すぐできる対策は「サイト内のテキスト(文章)を増やすこと」
SEO対策はもっともっとたくさんあるのですが、その1はここまで…