「ブルーオーシャン戦略」を知っていますか?
競争が激しい市場を血の海に例え「レッドオーシャン」と呼び、
競合の少ない市場を「ブルーオーシャン」と呼びます。
つまり、競合の少ない市場で戦うという戦略です。
この記事では、
・ブルーオーシャンを見つけ方
・ブルーオーシャン戦略の正しい活用法
についてご紹介します。
ほかのスクールが陥りがちな罠を避けて、
競合と一線を画したゴルフスクール経営を実現させましょう!
1.ブルーオーシャン戦略って何?
ブルーオーシャン戦略とは「新しい市場の開拓」です。
とはいっても、もちろん簡単ではありません。
その市場が空いているということは、
・だれも見つけられていない隠れ市場
・そもそも難易度が高く参入しにくい市場
のどちらかであり、簡単に見つけたり参入したりできる市場ではないのです。
では、この2つの場合、どちらの市場を狙うべきなのでしょうか?
後者の難易度が高い市場には時間やコストを割かないと参入しにくく、参入後も成功の見込みが少ないリスキーな市場であることが多いので、あまりオススメできません。
そのため、前者の「ニーズはあるけどだれも見つけられていない市場」をいかに見つけるかが重要になります。
たとえば、最近ゴルフ業界にも参入したライザップ。
ダイエット商品やサービスは数多くありますが、なぜあれだけ注目され人気が出たのでしょうか?
実は、いままでのダイエットサービスは「過程」ばかりピックアップされていて、「結果」にフォーカスしたサービスがあまりありませんでした。
もちろん、一例として「〇キロ減!」「〇キロ痩せました!」などの広告はありましたが、あくまで「過程」、つまり「痩せる理由」が重視されていたのです。
「この成分が脂肪を燃やす」
「この運動で~キロカロリー消費できる」
など、「~だから痩せる」という理由の部分がメインになってました。
しかし、ライザップは広告でほとんど過程の部分を見せず、ビフォー・アフターの結果だけを提示。
ダイエットという大きな市場の中で、ブルーオーシャンを見つけたのです。
2.ブルーオーシャン戦略に欠かせないもの
ブルーオーシャン戦略には、 欠かせないものがあります。
それは「分析」です。
ブルーオーシャンを探すには、
・どこなら競合が少ないのか
・そこにニーズはあるのか
・どれだけ集客できそうか
・コストはどれくらいかかるのか
などなど、多くのポイントを抑える必要があります。
どれも、スクール経営には欠かせないポイントですよね。
先ほど例に挙げたライザップも、あのビジネスモデルを作り上げるまでにはかなり分析をしています。
・栄養士
・モデル
・トレーナー
など、多くの人にヒアリングし、メニューを入念に組み立てて完成したビジネスなのです。
3.ブルーオーシャン戦略の作り方
ブルーオーシャン戦略を考えるのは、簡単なことではありません。
そこで、ぜひ活用していただきたい「アクション・マトリクス」という表をご紹介します。
これは、自分の業界に対して、何かを「取り除く」、「減らす」、「増やす」、「付け加える」をおこなってみる、というものです。
先ほど例に挙げたライザップを例に考えてみましょう。
これは高価格ながら成功したブルーオーシャン戦略です。
ライザップの事例
この「取り除く」、「減らす」、「増やす」、「付け加える」の4つのブロックに分けて考えれば、ブルーオーシャン戦略を立てやすくなるでしょう。
価格勝負でのブルーオーシャン戦略
そして、低い単価で勝負するブルーオーシャン戦略もあります。
たとえば、カプセルホテル。
アクション・マトリクスの表にまとめると、以下のようになります。
カプセルホテルの事例
カプセルホテルは通常のホテルのようなホスピタリティあふれるサービスは受けられませんが、その分安価に泊まることができます。
「ただ寝る場所が欲しい」というこだわりがないシーンにおいて、そのコストパフォーマンスの高さはかなり魅力的。
また、漫画喫茶とは異なり「寝る場所」として用意されているので、きちんと睡眠をとりたい方にも向いています。
こういった点により、カプセルホテルもブルーオーシャン戦略に成功したと言えます。
4.ブルー・オーシャン戦略がオススメの業界
ブルーオーシャン戦略は、競争が激しい業界から離れて新市場を作り出すための戦略です。
しかし、当然ながら万能ではありません。
ブルーオーシャン戦略がオススメなのは、競争が激しい業界です。
競争が激しくない業界の場合、新市場を開拓する必要がないからです。
習い事・スクール業界は競争が激しいので、ブルーオーシャン戦略が有用な業界です。
自分のスクールの特徴を把握して、どのような切り口で提案したらお客様の心をつかむことができるか、考えてみてください。
5.ブルーオーシャン戦略のデメリット
ブルーオーシャン戦略には、デメリットもあります。
それは、競合に参入されやすいこと。
ブルーオーシャンを見つけても、すぐにマネされるリスクがあるのです。
つまり、開拓後に他のスクールに追いつかれないよう、努力を続けていかなくてはならないということです。
ブルーオーシャン戦略はまだ競争がない市場を探す戦略であり、それ以上でもそれ以下でもないのです。
6.ブルーオーシャン戦略に加えるべきもの
それでは、開拓後も利益を出し続けるために必要なものは何でしょうか?
それは、“マーケティング力”です。
同じブルーオーシャンであっても、スキルがある人は、他の人の何倍も利益を出すことができます。
ですが、スキルがなければ、最初の集客すらできません。
ブルーオーシャンさえ見つければうまくいく、というわけではありません。
いくら新しい市場であっても、売るスキルがなければお客様は来ないのです。
ブルーオーシャン戦略だけでなく、ぜひ他の広告戦略も取り入れるようにしましょう。
もし不安なことがあれば、お気軽にゴルフライフへご相談ください!
スクール様にぴったりの戦略をご提案します。