自社サイトとポータルサイトの使い分け｜ゴルフスクール支援サービス

今日は、ついつい「ネット集客」としてひとくくりにしてしまいがちな、ホームページの使い分けについて、お話をしていきます。

まず、皆さんのゴルフスクールにはホームページがありますか？
最近ではSNSや動画配信サービスの方が安価で始めやすいという理由で、ホームページを作っていないというゴルフスクールさんもいらっしゃいます。

自社サイトを作るのはお金も手間もかかるから、ポータルサイト（集客サイト）の利用のみ、というゴルフスクールも珍しくありませんし、
逆に、全て自社で集客を完結させたい！というゴルフスクールもありますよね。

それぞれ狙いがあって使い分けをしているかと思いますので、それぞれが全て正解ではあるのですが、
そもそもどのような違いがあるのかを、自社サイトとポータルサイトに焦点を当てて比較していきましょう。

１．自社サイト（自社ホームページ）＝路面店

自社サイトは、ご存じの通り「自分のゴルフスクールのホームページ」のことです。

自社だけのホームページなので、掲載内容は自由に作成することができ、指名買いにとても向いているサイトです。
サイトの雰囲気・色・使用するフォント・画像のサイズ・レイアウトなどなど…自分のゴルフスクールの強みやイメージを存分に伝えることが出来る、とても自由度が高いという特徴があります。

半面、すべて自社内で管理や運営をしていく必要があるので、掲載内容の修正変更や表示順位を上げるための施策（SEO対策）など、専門的な知識も必要となります。
また、サイトまでたどり着いていただくための最重要事項として「ゴルフスクール名を知っている」ことが挙げられます。
ゴルフスクール名を知らなければ検索することが出来ませんからね。

これは、お店をオープンする際の「路面店で出店した状態」をイメージするとわかりやすいです。

■出店前の準備
・出店する土地を決める（ドメインや使用サーバーを決める）
・店内の間取りを決める（HPのレイアウトを決める）
・壁紙や天井のデザイン・素材をどうするかを決める（(HP内のデザインを決める）

■出店後の業務
・お店のメンテナンスや店回りの清掃（コンテンツ見直し・諸修正作業）
・お店のチラシ配布や告知作業（SEO強化・外部広告配信）
・駐車場、駐輪場の管理（SNSの活用）

など、自社ブランドを全面に出すことが出来る利点はありますが、その分すべての作業を自分たちで行うことが必要になります。

路面店で最大の利点としては
【お客様はすでに商品やお店のブランドに興味があった状態で来店してくださるので、購入に繋がりやすい】という傾向があります。
いわゆる「指名買い」という購入の仕方で、例えばプレゼントを購入する際に、相手の好みのブランドを知っている場合に用いられる方法ですね。

２．ポータルサイト（集客サイト）＝デパートのテナント

ポータルサイトは、決められた枠内で自社の強みをアピールできるサイトです。
「集客」に特化しているため、ブランディングとして利用するよりも「もっとお客さんに来てほしい！」という場合に使うことが多いです。

自社サイトと違い、元々完成しているサイトに情報を載せることで、自社内で管理するのは掲載情報だけ。
表示順位を上げるための施策や広告などは、ポータルサイトの管理会社が担当するため、利用者は自分のゴルフスクール情報を定期的にチェックしつつ、店舗運営だけに集中することができます。

先ほど自社サイトを路面店に例えましたが、ポータルサイトはデパートのテナントを想像してください。

■出店前の準備
・与えられたテナントスペースに、陳列する商品を選ぶ（自社サービスの掲載する内容をピックアップする）

■出店後の業務
・自社テナント内のメンテナンス、清掃（陳列する商品の補充・諸修正作業）
・デパート内顧客へ自社テナントの告知作業（サイト内広告）

元々ある建物の一角を借りての出店のため、間取りや立地などは自分で決めることはできませんが、必要な備品や商材を並べるだけでお店をオープンすることが可能です。
もちろん、自分のテナント内は自分でメンテナンスをしますが、共用部などの敷地内掃除はデパート側が対応しますし、建物全体の修理や工事もテナント側がする必要はありません。

集客に関しても、自社ブランドを知らない方でも、デパートまでの集客はデパート側で対応するため、あとは自社テナントに来てもらって、自社商品の良さを知ってもらうだけで商品を手に取ってもらえるのです。

アクセサリーをプレゼントしたいけど、どんなブランドが存在するかわからない…という方が、アクセサリーブランドの路面店に複数店舗行くよりも、デパートのアクセサリー売り場でいろんなブランドを比較して購入するイメージでしょうか。

テナントエリアは限られたスペースだけとなりますが、商品を手に取っていただくチャンスは路面店よりも格段に多くなります。その分、「他と比べてみます」という方が増える傾向にありますので、販売員の購買テクニックが必要となると考えて良いでしょう。

３．自スクールが求めているものをはっきりさせよう

今回、路面店とデパートのテナントに例えて比較しましたが、「どちらかひとつに決める必要がない」のがネット集客です！

指名買いを増やすためには自社サイト
購入してもらうチャンスを増やすためには、ポータルサイト

というように、目的によって使い分けていただくと、とても効率が良いかもしれません。

インターネット業界が盛んになればなるほど、自社でホームページを管理して運営を続けるのは大変になっていくため、

「まずは沢山の人に自社ブランドの商品を手に取ってもらって、商品の良さを知ってくれた方が増えたタイミングで路面店を出そうか」

というイメージで、

「集客のためにとりあえずポータルサイトを利用して、ブランディングが成功してインターネットの知識がついたら自社サイトを作ろうか」

という考え方もアリな気がしますよね。

飲食店はすでにこの考え方をしているお店が多く、自社サイトはあえて作らず、ぐるなびやホットペッパーに載せているだけ、ということが一般化しているようです。

高級料亭や複数の店舗を持っているお店など、自社ブランド名が周知されているお店は素敵な自社サイトを作っていることが多いですよね。

まとめ

・いま自分のゴルフスクールが一番必要としていることは何かを考えてみよう
・指名買いを増やしたいのであれば、自社サイトを作ろう
・たくさんの方にスクール名を知っていただきたい・レッスンの内容を知っていただきたいのであれば、ポータルサイト（集客サイト）を利用しよう

既に自社サイトは作ったけど、メンテナンスする時間が取れなくて古い情報のまま…というゴルフスクールさんは気を付けてくださいね！
古い情報のままだと、SEO効果が低下し上位表示されなくなってしまいますので、メンテナンスする時間は取れないけど、集客は強化したい！という場合は、一度ゴルフライフまでご相談ください。
ゴルフスクールガイドは自社サイトに比べて自由度は落ちてしまいますが、集客のお手伝いについては頑張ってさせていただきます！